コース別本当に儲かる血統大全(2019-2020) (競馬王馬券攻略本シリーズ) [ 伊吹雅也 ]
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過去幾度となく牝馬とセン馬が好走しているレースですが、
宝塚記念のコース設定やメンバーから、
「小柄な牝馬には厳しいだろう」というイメージが先行して、
これだけ成績が良いのにイマイチ人気にはならないという妙味も有るのです。
では、過去「どんな牝馬(セン馬)が好走したのか?」
という部分を分析して、
今年の紅一点であるリスグラシューの取り捨てに役立てていきましょう!
着 | 枠 | 馬名 | 馬齢 | 人気 | 騎手 | 厩舎 | 上がり | 馬体重 | 父 | 母父 |
2 | 13 | ワーザー | セ7 | 10 | Hボウ | Jムー | 35.3 | 446(-27) | ||
3 | 8 | ミッキークイーン | 牝5 | 4 | 浜中俊 | 池江泰 | 35.5 | 448(+8) | ディープインパクト | GoldAway |
1 | 16 | マリアライト | 牝5 | 8 | 蛯名正 | 久保田 | 36.3 | 438(0) | ディープインパクト | エルコンドル |
2 | 6 | デニムアンドルビー | 牝5 | 10 | 浜中俊 | 角居勝 | 34.0 | 450(+2) | ディープインパクト | キングカメハ |
3 | 1 | ショウナンパンドラ | 牝4 | 11 | 池添謙 | 高野友 | 34.7 | 446(+4) | ディープインパクト | フレンチデピ |
2 | 5 | カレンミロティック | セ6 | 9 | 池添謙 | 平田修 | 35.8 | 450(-8) | ハーツクライ | APIndy |
3 | 3 | ヴィルシーナ | 牝5 | 8 | 福永祐 | 友道康 | 36.3 | 458(+2) | ディープインパクト | Machiavellia |
3 | 11 | ジェンティルドンナ | 牝4 | 1 | 岩田康 | 石坂正 | 35.9 | 470(--) | ディープインパクト | Bertolini |
2 | 8 | ブエナビスタ | 牝5 | 1 | 岩田康 | 松田博 | 34.5 | 472(+12) | スペシャルウィーク | Caerleon |
2 | 8 | ブエナビスタ | 牝4 | 1 | 横山典 | 松田博 | 36.3 | 460(+12) | スペシャルウィーク | Caerleon |
まず最初に言っておきたいのが、
「マリアライトは異質」です!
もちろん悪い意味では有りません。
本命にしていましたから。
という意味で異質な馬だったのです。
彼女はその戦績が示す通り、
「流れの緩い牝馬限定戦や前哨戦で凡走し、
流れがタイトで上りがかかる厳しいレースで好走する」
という、ディープ牝馬とは思えない底力の権化のような馬でした。
その為牝馬、セン馬の中で、
この馬が唯一勝ち切っています。
そしてこれから紹介するデータにもほとんど1頭だけ当てはまりません(笑)
①リピート騎手が騎乗している!
→赤字にしている騎手が、過去10年で複数回宝塚記念で馬券になっている騎手です。
香港のセン馬であるワーザー(H.ボウマン)と上で話をしたマリアライト様を除くと、
全頭にリピーター騎手が乗っていたことが分かります。
これはなぜか?と考えた時に、宝塚記念がタフなレースで有る事が、
「不利と思われた牝馬+リピート騎手に追い風となっている」
という事だと思います。
つまり「宝塚記念の好走の仕方を知っている騎手が、
明らかに消耗戦に向かない牝馬に騎乗する事で、
消耗戦に付き合わず末脚勝負に徹してしっかりと2~3着に食い込んでくる。」
という好走パターンが出来上がっているのだと考えられます。
その中でただ一頭、逃げるキタサンブラックをねじ伏せに行って、
以下にタフで強い女の子だったのかがわかりますね(笑)
今回リスグラシューには、レーン騎手が騎乗を予定しています。
過去のデータから見るとプラスとは言えないコンビであるという事が言えますね。
②好走した馬のほとんどが馬体重プラスで臨んでいた!
まあこれは絶対条件というよりは、
単純に「あまり使い詰めで消耗しているような馬ではなく、
余力を残しているような牝馬が好走している」という事なのでしょう。
牡馬にも言える条件なので、「リスグラシューが宝塚記念に余力アリの状態で臨んでいるのか?」をしっかり見極めましょうという事ですね!
③一番人気だったブエナビスタ以外の牝馬は、全てディープ産駒だった!
これはおそらく、先ほど例に挙げた「消耗戦に敢えて付き合わず末脚勝負」という展開で、良い脚を使えるのがディープ牝馬という事なのでしょう。
今回レーン騎手がそういった競馬をするのか!?
それともこの馬がエリザベス女王杯で勝った時(モレイラJ騎乗)のように、
先行集団をねじ伏せるようなイメージで勝ちに行く騎乗をするのか!?
がポイントになってくると思います。
・・・という事で、
今回これだけのデータを考慮するだけでも、
「牝馬のリスグラシューが勝ち切るというのは非常にハードルが高いことだ!」
という事がわかりますね。
当日はおそらくレーンJが騎乗という事もあり、
単勝は3番人気くらいになるのではないかと思っています。
個人的には、、、ですが、今回のリスグラシューは消しに近い評価で良いのではないか・・・と考えています。
↓最後にもう一つリスグラシューの不安要素を・・・
https://blog.with2.net/link/?2001983
今回馬券内に来たり、まして勝ち切ってしまったりなんかしたら、
リスグラシューは相当偉い馬ですね。今でも十分強いし偉い馬では有りますけどね。