皆さま東京サラブレッドクラブの先行募集の結果はいかがでしたでしょうか。
私は・・・自分の中でもA評価をしていて最優先で申込をした、
レッドジゼル18の抽選に落選してしまいました。。。(´;ω;`)
馬体のバランスもよく、
高い確率でマイル戦線で活躍してくれる馬だと思っていたので、
非常に残念です。
当選した方々はおめでとうございます。
ご多幸をお祈りしております。
さて、本日の本題ですが、
募集馬分析の中でもそこまで高い評価をしていなかった、
ジェイム18に出資を決めた理由をお話します。
■血統面
ジェイム18は
父Fastnet Rock
母父Amadeus Wolf
というあまり聞き慣れない組み合わせで、
父、母父共にデインヒル系の快速馬という組み合わせで、
それに伴い「デインヒル2×4」という強いインブリードを持っています。
父にFastnet Rockを持つ日本での活躍馬はマイル以下に距離適性が偏っていて、
今のところサクラバクシンオーに近いレベルでスプリント適正を伝える種牡馬だという見解を持っています。
その中で父Fastnet Rock自身の配合のコアでもあり、
スプリント適正、スピード豊富な血脈に対して底力の補強ともなる、
ノーザンダンサー血脈の補強(クロス)を取り入れることが、
Fastnet Rock産駒の牡馬牝馬共通の成功要因の一つだと考えています。
■ex.メラグラーナ
Northern Dancer 9.38% 4 x 5
Buckpasser 6.25% 5 x 5
Natalma 6.25% 5 x 5
■ex.ブラヴィッシモ
Northern Dancer 25.00% 4 x 5 x 3 x 5
Natalma 12.50% 5 x 5 x 4
■ex.フィアーノロマーノ
Northern Dancer 12.50% 4 x 5 x 5
ヴァイスリーガル、Vice Regent 9.38% 5 x 4
Natalma 6.25% 5 x 5
■ジェイム18
デインヒル 31.25% 2 x 4
Northern Dancer 9.38% 4 x 5
Natalma 6.25% 5 x 5
デインヒルはダンチヒ系なのでスピード血脈が基礎となりますが、
英愛リーディングサイアー(2005-2007年)、仏リーディングサイアー(2001年,2007年)、豪リーディングサイアー(1995-1997年,2000-2005年)と世界をまたにかけて活躍した、非常に底力と活力の有る血脈です。この強いインブリードは不安点にも見えますが、個人的にはデインヒルのクロスはプラスに作用すると考えています。
また父Fastnet Rockの産駒やハービンジャー産駒、数多のダンチヒ系保持内包馬たちによって、
ダンチヒ系の血統の日本芝適正の高さはすでに証明されています。
つまり上記した先輩活躍馬と比べても、
デインヒルのインブリードを持つジェイム18が日本の芝スプリントに対し、
高い適性を見せる可能性は非常に高いのでは無いかと考えています。
■馬体面
この馬を低評価した理由がコレでした。
4月22日生まれという遅生まれの部分を考慮しても、
現状は非常に線が細く立ち姿も頼りない馬です。
しかし募集馬動画の溌溂とした動きや表情を見て、
「この馬は間違いなく変わってくるな」と感じました。
■仕上がりの早さ
今年の出資検討で、重視したいテーマでした。
いかに早く活躍して、出資額を回収できるか。
比較的晩成の上がり馬を好んで出資していたのですが、
やはり3歳のぎりぎりまで未勝利を勝てない難しいさや、
同期の馬達が世代限定の重賞で活躍しているところを見て、今年の世代は早熟と言える仕上がりの早い馬に出資しようと決めていました。
これに関してはまたしても血統のお話になってしまいますが、
叔父、叔母であるライトニングパールやサトノクラウンが、ともにオーストラリアのノーザンダンサー系であるMarjuを父に迎えて、
2歳から重賞戦線で活躍している事を裏付けとして、
その近親であるジェイム18も、オーストラリアのノーザンダンサー系である父を迎えて、
同じく早い仕上がりで活躍してくれるのでは無いかと考えました。
以上が、ざっくりとですがジェイム18に出資した理由となります。
思った通りの成長を馬体面でも見せてくれるようであれば、
満口にならなければ複数口の出資も検討しています。
ぜひご参考までに(*^^*)