2019年10月時点での厩舎評価 【関東(美浦)編①】

競馬予想、馬券検討においても非常に重要なファクターになる「所属厩舎」

 

サッカーや野球などのスポーツで言うと「監督」

アイドルグループで言うと「プロデューサー」

小学校のクラスで言う「担任の先生」

 

非常に重要な存在で、

「どこの厩舎に所属するか」でその競走馬の競争生活の運命が決まると言っても過言では有りません。

 

私自身も一口馬主として出資を始めた目的の一つが、

「より活きた厩舎知識を身に着ける」というものでした。

この記事では、私の出資した馬に関わってくれた厩舎評価を、

独断と偏見で行っていきたいと思います。

 

※もちろんここでの評価は絶対的なものではなく、独自目線のものであり、

かつ出資している競走馬個体のタイプとの相性などによっても、

評価は異なってくると考えます。

ここではそういった部分も踏まえて、今後に参考にして頂けるような内容でご紹介していけたらと思っています!

 

なお評価は、

S→次も絶対に出資したい。厩舎で出資を決めるレベル。

A→気になる馬でその厩舎なら、優先して出資を決めるレベル。

B→馬が良ければ出資を決めるレベル。

C→馬が良くても出資をためらうレベル。

×→馬が良くても、しばらくは絶対に出資したくないレベル。

の5段階とさせて頂きます!

 

【厩舎評価 関東(美浦)編】

■木村哲也(1972年11月16日生 2011年開業)

出資馬:レッドフレイ(白老F生産)

→騎乗騎手:ルメール北村宏司、W.ビュイック石橋脩川田将雅(2019.10時点)

所属騎手:大塚海渡

タイプ:外厩連携型

出走間隔:長め

適正舞台:芝マイル~中距離

優先出資基準:NFの外厩を利用できる馬か否か

評価:B

 

▼寸評

私の初めての出資馬であるレッドフレイを管理してくれてる厩舎です。

レッドフレイ単体で見た時のデビューからここまでの管理内容に関してはA評価としたい程良くしてくれている厩舎ですが、

これはレッドフレイが

①NFの外厩であるNF天栄を主体に調整されている

②体質(脚元)があまり丈夫ではなく、かつ気性的にも仕上がりやすく休み明けを苦にしない為間隔を空けて1戦ごとに必勝で出走するスタイルが合っている

という特徴を持った馬だからだと思います。

 

同じ東京サラブレッドクラブの他の馬を見ても、

基本的には「1戦して放牧」というあまり続戦をしないルーティンになってるので、

生涯出走数は必然的に他の厩舎の馬よりも少なくなっている馬が多いです。

 

逆に言えば、

・叩き良化型の馬

→これは実際現役生活を送らないと分からない部分もあると思うので、

募集段階では血統である程度判断するしかないと思います・・・

・NF以外の外厩を利用する馬

→木村調教師自信がNFの出身であり、NFの外厩との連携を武器にしている厩舎ですので、NF以外の外厩を利用するのであれば今のところ木村厩舎の馬に出資するメリットは少ないと思います。

 

◆まとめ

デビューすら危ぶまれていたレッドフレイを3歳8月のデビュー戦で勝利させてくれ、

その後も出走数こそ少ないですが、

外厩(NF天栄)と連携しながら勝利を重ねついに準OP馬までしてくれた厩舎です。

 

昨年はステルヴィオでG1を初制覇。

東京サラブレッドの今年の募集でもNF生産のディープ産駒を預託される予定であり、

今後さらに飛躍してくる厩舎だと思っています。

 

また騎手に関しては、勝負レースや期待馬には良い騎手を乗せてきます。

レッドフレイもルメール騎手、ビュイック騎手、北村宏司騎手などが騎乗した際は納得のいくパフォーマンスを見せてくれています。

 

逆に若手騎手や所属の新人である大塚騎手などを乗せてくるときは、

ネットで不満の声が上がったりしていますね(笑)

 

しっかりと馬の適性を見極めて、

木村厩舎に合った馬であるならば、出資をお勧めしたい厩舎です!

 

 

 

 

厩舎力 陣営のクセを掴めば馬券は面白いように当たる! (競馬王馬券攻略本シリーズ)

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大竹正博(1969年12月30日生 2008年開業)

出資馬:レッドグラティアス(社台F生産)

→騎乗騎手:北村宏司内田博幸石橋脩

所属騎手:草野太郎

タイプ:外厩連携型

出走間隔:普通~長め

適正舞台:芝マイル~長距離

優先出資基準:NFの外厩を利用できる馬か否か

評価:B

 

▼寸評

レッドグラティアスは勝ち上がらせて欲しい馬でした・・・

大型馬の扱いにも慣れていそうな厩舎ですし、ダートでもそこそこの成績を残しているので期待していたのですが、

なかなか適した条件で使えずついに未勝利のまま引退させられるという事態となってしまいました。

 

この厩舎はルージュバックで一躍有名になり、

ブラストワンピースでついにグランプリを制すまでの厩舎になりました。

木村厩舎と同様に、その躍進を裏で?支えてるのはやはりNF天栄の外厩施設です。

よくネットでは「エサやり師」などと揶揄されているのも見ましたが、

獣医の経歴もある調教師であり管理力などは優れているという印象です。

 

トラックコースでのスタミナ強化には定評のある厩舎ですので、

「芝の中距離~長距離で活躍しそうな馬」ならプラスの評価で良いと思います。

 

ただ・・・

調教に関しても馬があまり強くなっている気はしませんでしたし、

やはり外厩、それも「NF天栄ありきの厩舎」という印象はぬぐえません。

 

つまりルージュバックやブラストワンピースのような馬は、

厩舎の方針とも強く合致したという事でしょうね。

 

現時点では「NFの生産馬で良さそうな馬であれば出資する」という判断で良いのかな・・・という評価です。

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