予想を狂わせる要因を知り馬券精度を上げる

2019年も早いもので、

残り一週間を残すのみとなりました。

 

中央競馬も残すところあとホープフルステークスの日のみとなり、

恐らく多くの競馬ファンの方々はホープフルステークスと、

翌日の東京大賞典に全力投球して今年の負けを少しでも取り返そうと考えていると思います。

わたしもその1人です(笑)

 

今日は来年の競馬収支改善に向けて、

予想を狂わす心理的バイアスについてのお話をします。

 

もちろん、私を含め競馬をやっている皆さんは競馬が、馬が大好きな方々だと思います。

機械的に馬を決めて馬券を買うのではなく、

時には好きな騎手や馬を応援する意味で馬券を買ったり、

あるいはアンチになりかけている騎手や馬を買わなかったりする事もあると思います。

 

ただ、今後馬券を買って年間のプラス収支を目指すのであれば、

そういった感情的な部分はなるべく排除して馬券を買わなくてはなりません。

増してや、応援馬券に大金を賭けるなど以ての外です。

1度や2度はそれで当たったとしても、

いずれかなら券売機にそれ以上のお金が吸い込まれていきます。

 

 

まずは、自分の予想を狂わせている心理的なバイアスを知って、なるべく論理的な根拠で馬券購入が出来るようにしていきたいですね!

 

 

【競馬予想を狂わせるバイアス】

■真実性の錯覚
くり返し目にしただけの理由で、 その情報を 「真実に違いない」 と感じる心理のことです。

競馬サイトや新聞などで 「前走の負けは参考外」 や 「前走以上の状態で前進必至!」 といったコメントに何度も触れたせいで、 そこに数字やデータの裏づけがなくとも事実だと思い込んでしまいます。

 

とくに、メディアの「コメント」は非常に曖昧なものが多くあります

追いきりやローテーションなどをその馬の過去と比較して、

自分の目で判断を下す必要があります

 

「前走は完全に実力負けしました。今回もこのクラスでは3着内も厳しいのは分かってるけど、直近で向いているレースもないしとりあえずワンチャン出走させます」

とか、

「もう年齢的に完全に上積みは無いです。

恐らく今後も入着は厳しいですが、とにかく出走手当をあと数走稼いでもらわないといけませんからね」

みたいな正直なコメントを、陣営が取材に対してする事はありませんからね、、、

 

 

■アンカリング効果
選択肢の提示のされかたによって、 まったく異なる決定をしてしまう心理現象です。

 

たとえば、 あなたが週の初めに出馬表と予想オッズを見た最初の段階で 「予想単勝オッズ20倍」 の穴馬にひかれたとしましょう。

すると、 この 「予想単勝オッズ20倍」 という数字が基準値になってしまい、 「オッズ買いはいけない」 と頭ではわかっていても、 どうしてもそれ以下のオッズの馬に本命を切り替えるのでは損した気持ちになってしまいます。

 

例えば、私は有馬記念の枠が決まるまで、

ヴェロックスに注目して本命予定としていました。

2番手がサートゥルナーリア

3番手がリスグラシュー

 

しかし、ヴェロックスが14番枠に入ってしまった段階で、

単複買いをすると決めていた私は本命をサートゥルナーリアに切り替えました

 

こういった時に、上記のような心理がはたらきますよね、、、

実際に、

 

・14番枠は流石に不利

・ただでさえ決め手に欠けるヴェロックスが、益々アタマでは買えなくなった

とわかっていても、ヴェロックスの25倍以上付く単勝オッズを見て少し心が揺らぎました(笑)

 

まあ、結果的に勝ったのはリスグラシューでしたけどね。

それでもサートゥルナーリアの複勝だけは何とか取れたわけです。

 

■フォーカシング効果
予想において重要視するポイントが、 実際よりも影響力が大きいように感られてしまう状態です。

「最近血統で選んだ馬で馬券を当てた。競馬はやっぱり血統だ!」 と思っていれば血統がもたらす効果が必要以上に大きく見えますし、 「データをクリアしてない馬は絶対買えない」と考えていればデータをクリアした馬が実態よりも買える!と感じられてしまいます。

 

■サンクコスト
いままでたくさんの時間とお金を使ってきたからという理由で、 メリットがない選択にこだわり続けてしまう状態です

 

過去に何度か馬券を取らせてもらった馬であれば、

いかに戦績が悪くなってきたり適正のないレースに出てきたとしても、

馬券から切り捨てる決断をするのは難しいでしょう。

同じく、前回馬券から外して好走されてしまった馬を、

今回買うのも勇気がいります。

「おれが買うときに限って凡走するんじゃ、、、」と思ってしまいますよね

 

過去と自分を切り離すのは容易な作業ではなく、 これもあなたの予想精度を下げる要因となります。

 

■感情バイアス


自分の考えが間違っているという確かな証拠があっても、ポジティブな感情を引き出してくれる情報に飛びついてしまう心理傾向です。

 

自分の買いたい馬に都合のいいデータばかりを見てしまう様な事は、

やっぱり誰でもありますよね。

 

自分が好きな馬、買いたい馬に関する情報は良いものを大きく捉えて、

悪いファクターには目を瞑りがちな傾向があります。

 

やっぱり馬券精度のためには感情的にならず、フラットに考えなきゃいけませんね。

 

最後に、ホープフルステークスの血統的危険な人気馬を上げます↓

https://blog.with2.net/link/?2001983

 

ホープフルステークスは、

有馬記念よりも荒れると見ています!