有馬記念の分析③〜枠順抽選会の枠と騎手コメント考察!〜

17時から行われていた有馬記念の枠順抽選会。

 

今年はコロナの影響で、

淡々と進められていた感じでしたね・・・(^_^;)

まあこれも今年の風物詩という感じで悪くないかもしれませんが。

 

枠順抽選会の決定枠と、

電話を繋がれてコメントしていたジョッキーのコメントを考察していきたいと思います!

 

有馬記念の枠順と騎手のコメント

□1枠1番 バビット 内田博幸

コメント「スタートの良い馬なので、コースロスなくいけるこの枠は本当に有利だと思います。この馬のリズムで進めたいです。」

→実質的な逃げ宣言ですね!キセキもスタートが良ければ、速い馬なので、

 キセキのスタート次第でこの馬がマイペースで行けるのかどうか・・・が決まってくると思います。それだけにこのロスの無い枠は大きい。

 この馬を買いたい人にとっては、かなり好材料となる枠でしょう。

 

□1枠2番 ブラストワンピース 横山武

コメント「内が良いと思ったので、良かった。期待に応えたいです。」

→ローカルの小回りで腕を磨いた新進気鋭の若手関東リーディングジョッキー

初の有馬記念騎乗になりますが、なにか起こしてくれそうな鞍上という感じですね。

しかし、大型馬のブラストワンピースにとっては、

一昨年と比べて良くない枠に入ったな・・・と。

真ん中くらいがベストだったでしょうね。この枠だとオッズも必要以上に下がりそうですし。

 

■2枠3番 クレッシェンドラヴ 坂井

コメント「内が良かったのでありがたいです。ロスなく運んで上位を目指したいです。」

ステイゴールド産駒で大穴を空けそうな印象の馬でこの枠。

この馬も想定以上に押さえる人が多くなってオッズは下がりそうですね。

実際重賞を勝っているのは福島ですし、枠がいくら良くても流石に馬券圏内は厳しいだろうとは思います。

なんとなくですが、鞍上も出走できることだけで御の字という感じだった印象。

 

■2枠4番 ラヴズオンリーユー Mデムーロ

コメント「最高!とっても嬉しいです。調教師からの指示はまだだけど、馬の気持ち優先で。スタートが上手いので、前目につけたいです。」

→枠を聞いたときのデムーロJが本当に嬉しそうな感じでした。色気は持って乗るんじゃないかと思います。

状態はかなりいいみたいですね。追切もいい感じです。

心配なのは、早熟性ですね。兄もピークはクラシックシーズンで、

古馬になってからは安定感がなかった感じなので・・・

枠でオッズが上がってしまうようなら思い切って買い目から外したほうが良いかも?

 

3枠5番 ワールドプレミア 武豊

コメント「菊花賞と同じ馬番で良い。チャンスはあると思っているし、勝ちたいですね。ひと叩きして、状態も良いので。」

→昨年の3着馬ですし、ジャパンカップは明らかに叩きでココ本番!という感じで人気しそうですが・・・

追いきりがイマイチかな〜という印象で、買いなのは来年の天皇賞春あたりなのかな・・・と。

友道厩舎は一週前コース追いで最終坂路が主流パターンなのですが、

今回は最終もコース追いでした。何かあるのでしょうかね。

 

3枠6番 キセキ 浜中

コメント「いい枠です。ゲートを出てみないと分からないところもあるが、これから角居調教師と作戦を練ります。」

→この馬は兎にも角にもスタート次第ですね。

出遅れて5着に来ているように、この舞台の適性は無いわけではないと思います。

JC同様にこの馬が大逃げをうつようであれば、盛り上がるレースになるし、

タフで馬群もバラけて実力馬が順当に来るレースになるのかな、という感じです。

 

4枠7番 ラッキーライラック 福永

コメント「もう少し内に越したことはないですが、中川(大志)さんがプレゼンターをしていたレースでは2回とも勝っているので良いイメージです。ちょっとクセのある馬と聞いていたが、良いコンタクトを取ることも出来ました。」

→共同記者会見でも調教師がコメントしていたように、福永Jは「ちょっとクセのある馬」という捉え方をしているようで、慎重なレース運びから無難なレースをしてくるのかな・・・と。

スミヨンで勝ったエリ女や、デムーロで勝った大阪杯のような、

内をうまく突いたようなレースをしないような気がします。

うーん、前走で(ルメールを乗せてまで)出し切った感じがありますし、

テン乗りでここは人気の割に厳しいのかな、という印象。

 

4枠8番 ペルシアンナイト 大野

コメント「極端に外でなければ良かったので、ホッとしています。距離はズブさも出てきているので問題ない。池江調教師からの指示はこれからです。」

有馬記念で最も実績のある池江厩舎の馬とはいえ、流石に流石に厳しいかな・・・と。

距離が良いと言っても、この馬の以前と比べて・・・という話ですからね。

枠は良いと思いますが、流石に買えないかな。

 

 

5枠9番 クロノジェネシス 北村友一

コメント「外すぎずいい枠ですが、出来れば偶数が良かったです。」

→ファン投票1位。ルメールの乗るフィエールマンと人気は争いそうですが、おそらく単勝オッズは1番人気かなと思います。

天皇賞で挟まれて不利を受けたイメージからも、

後入れで出遅れリスクが少ない偶数の枠が良かったのかもしれません。

宝塚記念でブッちぎりましたが時計は平凡だったのと、

成長して大きくなったとは言え馬格が無いのが不安材料といえば不安材料。

しかし、一番の不安材料は鞍上だと思います。

それくらい、有馬の舞台はトリッキーで騎手が大事だと思っているので。

そういった意味で枠は悪い枠では有りませんね。変に内枠より良いかと。

 

5枠10番 カレンブーケドール 池添

コメント「もう少し(8番から)内がほしかった。有馬記念は良いイメージがあるので、勝ちきれない馬だけど後ひと押しを自分が与えてあげられれば。」

→グランプリ男に非情とも言える乗り替わりとなってしまいましたが、

この舞台であれば鞍上強化と言わざるを得ないでしょう。

実力は相手なりとは言え折り紙付きで、三冠馬たちとやりあった力は本物。

あと、今回はかなり状態良いみたいですね。マツリダゴッホでこの舞台を制している厩舎ですし、馬券になる可能性は高いかなと。

変に人気しないこの枠は良いし、この馬自身前につけられ、上がりがかかるレースが得意なのも良いでしょう!

 

6枠11番 モズベッロ 田辺

コメント「昨年も最後に発表で待たされました笑。枠に関してはとくになし。これから作戦を決めるのでなんとも。馬のイメージは良いです。」

宝塚記念3着ですが、流石に厳しい。鞍上のコメントからも、勝負気配は感じませんね。次に期待という感じ。

 

6枠12番 オーソリティ 川田

コメント「せめて偶数が良いと思っていたので良かった。重賞連勝で来ているので、その勢いでここも頑張りたいですね。」

→3歳馬は斤量が軽いので有利ですが、青葉賞アルゼンチン共和国杯もメンバーレベルが微妙ですし、ココでは流石にまだ実力、実績不足かなと。

川田Jですし、この枠でも穴人気しそうですけどね。

 

7枠13番 フィエールマン ルメール

コメント「距離が長いレースだし、後ろから進める馬なのでいい枠だと思う。G1を9勝という新記録に向けて頑張りたいです。」

ルメールJですし枠は8枠で無ければそんなにかな・・・と。レイデオロも12番枠から際どい2着まで来ましたからね。

ただ、後ろから進めるしこの枠では頭まではなくなったかな・・・という印象。

昨年以上に状態とローテーションは良いでしょうし、鞍上を考えると馬券内は固い1頭かなとは思いますが。

 

7枠14番 サラキア 松山

コメント「後ろから行く馬なので、枠は気になりません。」

→一番最初に発表されました。鞍上の言う通り後ろから進める予定なのでしょう。

うーん。ココでは流石に厳しいかな。5歳世代の牝馬はレベルが高いのは間違いないですが、この馬はG1では牝馬限定で、という感じかな。

 

8枠15番 オセアグレイト 横山典弘

コメント「勝負服と同じ赤枠が良かった。馬は元気なのでがんばりますよ。」

ステイヤーズステークスを制したように、中山得意な一族の出身ですが・・・

G1のこの舞台では厳しいかな。枠もこの枠では厳しい。

来年の日経賞あたりで買いたいですね。 

 

8枠16番 ユーキャンスマイル 岩田康誠

コメント「状態は3戦目で一番良いです。もう一回(枠を)引き直してよ〜笑。」

→この馬は友道厩舎の鉄板パターンの追切で確かに状態は良さそう。

しかし舞台はもともと向かない印象な上にこの枠では買えないですな・・・