今年もいよいよ日本ダービーの日になりました!
POGでは2歳世代の足音が競馬場に近づいてきて、
一口馬主でもそろそろ次世代の募集が迫ってくる、
本当に忙しくてワクワクするシーズンですね!
さて・・・
一口馬主の出資馬を毎年本気で検討しているわけですが、
現3歳世代に関してはブログにしっかりと評価とコメントを残していたので、
現段階でどのような結果となったのか、
しっかりと振り返って次に繋げて行きましょう。
以前は出資馬が3歳の8月にデビューして勝利していたので、
「本当の勝負は古馬になってから・・・」なんて思っていましたが、
一口出資にもPOG的視点(=ダービーDAYまでの活躍を期待できる早熟性と完成度)を、
重視することは大切だと思い直しました、最近は。
なので、あえてこのタイミングで振り返りを行っていきます。
①シーサイドホーム18(レッドアヴニール) 総合評価C
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
ディープインパクト×ストームキャットの黄金配合で、
遅生まれで成長もこれからだが、かなり強気な価格設定。
馬体的には後ろの繋ぎがバランス悪く不安さを感じさせるのと、
前面から見た感じが頼りない印象を受けるのでこれから変わってくれば・・・という感じ。
→現段階で未デビューという結果・・・やはり価格の割に完成度とバランスに欠け、
この段階での出資はリスキーでした。
ディープ×ストームキャットにUnbridled、Alydarなど父と相性の良いパワーのある血を重ねている好配合の馬なので、
今後の変化や厩舎に期待し、資金に余裕が有る方は出資検討するのも有りかも・・・?
→現在もデビューに向けて頑張って調整をされていますので、
これから遅咲きの才能開花となってくれることを期待。
やはり、血統は良いですからね。
②プラヤデシエルタ18(レッドロワ) 総合評価B
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
早生まれで既に完成度〇で、前駆や後躯のボリューム感も素晴らしい。
パーツの一つ一つは〇だが、強いて言うならバランスはあまり良くなく重心が前傾気味
で、首も太目で少し鈍重な印象を受ける。
→人気になって好走するもなかなか勝ちきれない現状。折り合い不安も大きいですが、
このあたりが影響している面もあるのでしょう。
そのあたりが調教を通して変わってくれば、
「馬格のあるディープ牡馬」として活躍出来ると思う。
明らかに近親のサトノダイヤモンドを意識した配合で、血統的にも欠点は無し。
厩舎、配合、生産、生月、馬体全てに欠点がなく、
安心して出資出来るディープ産駒かなという感触。
高額馬に出資出来る資金と方針をお持ちの方には、おススメです!
→本日東京の芝マイル戦に一番人気で出走しますが、
このコメントは今日の結果次第で大きく印象が分かれることになるでしょう・・・。
一つ勝てば、リズムを掴めそうな気がしています。
③レッドセシリア18(レッドルーベンス) 総合評価C
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
遅生まれで馬体の成長はこれから。全体的なバランスは悪くないものの、
各パーツも立ち姿も未発達でひ弱そうな印象を受ける。
配合としてはキングカメハメハ×ハーツクライ×My Bupers牝系の組み合わせなので、
ハーツクライの特徴が強く出ていそうな印象。
→やはりこのコメントにもある通り、レースを見てもなかなか勝ち負けまで持っていける決め手が無い状況ですね。
キングカメハメハ×トニービンの組み合わせによりHornbeamのクロスが生じ、
この組み合わせは外回り向きのナタのキレを伝えやすいので主戦場は新潟や東京
を中心に外回りの中距離かなと。いずれにせよクラシックというタイプではなさそうで、
古馬になってからの活躍まで見越して出資出来るかどうか・・・という感じ。
④ココロノアイ18(ルージュアドラブル ) 総合評価A
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
初仔だが馬体のバランスはすごく良くて、関東入厩予定馬随一と言っていいと思う。
脚も繋ぎも長いので、芝の中距離に適正がありそうな馬体。
→このあたりは馬体の成長度(体重増も含め)や、距離適性は見誤ってしまっていましたね。反省点です。
顔もキリっとしていて意思の強さを感じるし、
サイズも小さくて素軽さを感じさせる。
→極めて小柄ながらレースに対するセンスや闘争心はさすがで、
しっかりと勝ち上がりを決めてくれたのは良かったです。
基本的に非力さを伝えるサイアーなので、
ステイゴールド産駒で重賞2勝馬となったココロノアイが母になるという点は、
かなりのプラスPOINTではないかと思う。
短距離向きのスピードやパワーを伝えるDanzigや、スタミナ、タフさを伝えるRobertoを持ち、
HisMajestyのクロスで底力も補強していて配合のバランスも〇
NF生産でないのにこの価格なのも納得で、高い確率で走ってくるだろうなあ。
→やはり、素質は感じますし良い馬なのは間違いないのですが・・・
募集時から変わらない、あまりに小柄過ぎる馬体重がネックとなってしまっていますね。
父も母父も晩成傾向な馬だったので、今後の成長に期待したいです。
⑤ドライヴンスノー18(レッドグレイシャー) 総合評価C
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
まだ大分トモ高でこれから変わってきそうな感じは有るが、
現段階では特に前駆がひ弱な感じを受け、それにより全体のバランスもあまり良くないように見えてしまう。
首から顔にかけても少し鈍重な感じだし、目にも余り強い意志を感じない。
→まだ一走しか出来ておらず、10番人気13着(2.8秒差)と、
厳しい結果となってしまいました。
募集時に感じた印象がそのまま尾を引いてしまっている感じ・・・
血統配合に関してもこれといったセールスポイントが感じられず、
価格も安くもなく高くもなくで全般的に余り推しが無い感じ。
まだまだ成長はしてきそうな馬体だし、成長力のあるハーツ産駒でもあるので、
古馬になってからの活躍に期待というタイプかなあ。。。
→未勝利戦期限内に勝ち上がれるかどうか、
ここが大きなターニングポイントですね。
勝ち負けに持っていけないようであれば、以下に晩成と言えど今後も厳しい戦いが予想されます・・・
今年の出資方針からはかなり外れてしまいそうな馬ではある。
⑥ビジュアルショック18(レッドマジェスティ) 総合評価C
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
全体的な馬体のバランスは悪くはないものの、前脚が太い割に胸前に力強さがなく、
余り走ってきそうな印象は受け辛い。
表情も、特に横から見た写真で目に強い意志を感じない。
黒くて見栄えする馬体だが・・・まだまだ成長待ちかなという感じ。
→現状で未デビューというなかなかシビアな状況。
この馬も募集時に感じた不安がそのまま尾を引いてしまっているかな、
という感じの現状です。
価格と厩舎は魅力的だが、配合的には特色がなく、イマイチ食指が伸びないかなという
感じ。
様子見して馬が変わってくる様であれば、出資を検討するかなという感じだが、
現段階では出資検討には加え辛い。
⑦レジュールダムール18(レッドクラーガ) 総合評価B
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
この馬は5月後半とかなりの遅生まれで、他の馬と並べても同じような評価がしづらい・・・
現段階では特に前駆が弱そうで前傾気味だが、遅生まれなので変わり身が有ると思う。
クラシックに間に合うタイプではなさそうなものの、価格設定は安いと思うし、
厩舎とハービンジャー産駒でグランプリホースを出している相性の良さは魅力。
→当時の見立て以上に変わり身待ちの状況で苦戦しているのが正直なところ・・・
北海東の芝の長距離戦で活路を見出したいところでしょうか。
配合的にはNorthern Danceマシマシな感じの組み合わせで、
ディープで結果が出ずブライアンズタイムで走る馬を出したような繁殖なので、
Nureyev(Special)を母系に配して結果を出しているハービンジャーとの組み合わせは、
化学反応を起こせる可能性は高いのではないかと思う。
ギャンブル性の強い馬だが、価格を考慮すると結果お買い得だったというパターンは全然有るかな。
→このあたり、ひとつ勝って古馬になっても走りを見たい一頭ではありますが、
次の一戦がタイミング的にはとても大事になってくる感じです。
⑧レッドマニッシュ18(レッドアウレア) 総合評価B
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
馬体のボリュームとバランスが〇で、2月生まれなのである程度の完成度の高さを感じさせる。
→2歳10月のデビュー戦でしっかりと好走して、4戦目のダートで勝ち上がりを決めてくれました。
ロベルトの4×4、サンデーの3×3とHail to Reasonのインブリードが強いので、まずは募集動画等で気性をしっかり見極めてから出資するか否かを決めたい。
スクリーンヒーローの特徴はまだつかめていないが、ディープやキンカメのように「ド良血との組合せで優等生を出すタイプ」ではないので、
こういった地味だけどしっかりと結果も残している牝系との配合は良いと思う。
配合的にも馬体的にもスピードが有りそうなので、順調であればクラシックでも楽しめる一頭だなと思う。
→これは少し過大評価のコメントでしたね(^_^;)しかし、素晴らしい能力と完成度の馬で、今後もダート戦線での活躍が楽しみです。
能力などには関係ないが、尾ッぽの部分が金色ですごく美しい。
出資馬として応援するにはこういったビジュアル要素もかなり重要だと思っているので、
一つのセールスポイントになるかな。
⑨レッドヴァージン18(レッドヴィエント) 総合評価B
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
馬体はまだトモ高だが、顔も小さく全体のバランスが非常に良い。
馬体のバランス感や好みで言うと、関東でココロノアイ18の次はこの馬かな。
脚元は繋ぎが立気味で馬体もパワーが有りそうなので、
良く言えば芝でもダートでもというタイプに見えて潰しが効きそうなタイプなので、
能力が高ければ舞台を問わずコンスタントに稼げそう。
→当時かなり高い評価コメントをしていますが、怪我や体質面で順調さを欠いてしまい、
未だ出走出来ていない現状です。
6月に出走を予定しているようなので、そのデビュー戦の走り次第で、
この見立てがある程度正しかったのか、全く違っていたのかがわかりますので、
かなり注目しています。
モーリスは初年度産駒なのでサンプルは無いが、
配合の字面だけで見るとスクリーンヒーロー×欧州血統と割と重めの要素が濃いので、
母方でフォーティナイナーやStorm Cat、Affirmedといった、
米血を豊富に持っているのは、成長の速さやスピードの補完という面では良いと思う。
早生まれで完成度も有る程度あるのは魅力だし、価格を考えると積極的に先物買いしたくなる馬かなと思う。
⑩グリサージュ18(ルージュブラン) 総合評価C
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
馬体的にはコンパクトにまとまった感じで、悪く言えばセールスポイントが特にない感じの馬体。
早生まれなので伸びしろがすごく期待できる方ではなさそうかな・・・と。
繋ぎの長さなどを見ると、おそらくマイル寄りに距離適性が出るはずなので、
それを考えると少しほっそりしすぎているかなという印象を受ける。
→割と見立て通りの戦績と距離適性でした。
毛色の通り、クロフネの影響が割と強いのかな、というタイプで、ロベルト系の牝馬だし未勝利を勝てるかどうか。
→これは、エピファネイア産駒のポテンシャルを完全に舐めていたコメントで大反省です。おかげで「牡馬なら絶対出資する」と思っていたデアリングタクトの出資も、一年前に見送ってしまっています(^_^;)
勝ってもすぐに頭打ちになってしまうんではないかな・・・?
という不安の方が強いかな。
・・・まずは、ここまで。
個人ブログなので忖度なしでいろいろ書いてしまいましたが、
特に低評価馬の見立てはある程度的を射ていたかなと思います。
(あくまで個人の感想なので悪しからず・・・(^_^;))
では、また次回!ダービー頑張りましょう!