関東馬のレビュー反省の第二弾です。
後編は、少しB評価の馬が多すぎる気がしますね。
あまり見立てにメリハリがつけられていないということですからね。
今年は5段階評価にするなど、
もう少し後で見て差がわかりやすくなるようにレビューしていきたいと思います。
⑪レッドエルザ18(レッドアスラン) 総合評価B
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
個人的にサンデー孫世代の種牡馬の産駒は大幅割引だが・・・
本馬は全体的な馬体のバランスが良く、特にトモの丸みとスッと伸びた後躯が素晴らしく良く見える。
レッドエルザの仔は、毎年スラッとしていてエリート感のある雰囲気を持っているが、今年は特に良く見えるかな。
この馬は前駆が少しボリューム不足なので、そちらがもう少し発達してくればかなり面白そうかなと思う。
→この通りの高評価でしたが、現状勝ち上がりに向けて調整をしている状況で、
転厩(藤沢→鹿戸)も有って順調とは言えない状況です。
※転厩は藤沢厩舎の解散予定も影響していそうですが・・・
自分もノルマンディーでトーセンラーの仔に出資していましたが、
トーセンラーとスピルバーグは種牡馬としては厳しいですね。。。
どんなに馬体に見惚れても、やはり種牡馬がダメだとPayするのは相当厳しいと実感しました。
配合としては父スピルバーグがディープ×ミスプロ×サドラーの配合なので、母方とミスプロの4×3、サドラー≒ヌレイエフの4×4で父の核となる血を増幅している。
同じ藤沢厩舎だし、父と同じような活躍を期待できそうかなと。NF育成馬だとしたら、価格も安いと思います。
⑫トップモーション18(レッドヴェロシティ) 総合評価B
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
"ワールドエース産駒で9万円か・・・と思っていたが、馬体を見て納得。
繋ぎや手足、馬体も少し短めで距離適性はマイル前後だろうと思う。
→距離適性は完全に見誤りましたが、やはりいい馬でしたね。
この時期で1勝クラスを勝ち、青葉賞で3着してあわやダービー出走も・・・という今年の東サラ3歳勢の中でも上位争いの馬です。
配合的なセールスポイントは、父ディープインパクトとニックスの関係にあるBe My Guestをクロスして増幅している点。
母父、母母父でパワーと馬格をしっかりと強化させ、インブリードで底力を補強するバランスの良い配合。
価格に見合った馬で有ると思うのでワールドエースファンだった自分としてはすごく迷っている(笑)。
→結局出資はしませんでしたが、他のワールドエース産駒の戦績を考えると、
この馬の戦績やポテンシャルは立派ですね。
北海道開催も条件は向きそうですし、セントライト記念なども合いそう。
今後が楽しみです。
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
ダート馬らしい配合で繋ぎも立気味。これで牡馬なら・・・と思わせる
が牝馬で体も全体的にすらっとしている印象。
ダート配合でこの厩舎は魅力的で、レッドアトゥなどを見て牝馬でも同様の期待はしたくなるが・・・
この馬は遅生まれという点を考慮しても、体つきが今一つで食指は伸びない。
→実はこの後にちらっとだけ、馬体の成長次第では出資も有りか・・・?と考えた時期も有りました。(募集時満口にならなかったため。)
しかし兄もそうでしたが、この母の子供は体質に苦労しますね・・・
結局馬体も大きな変化はなく出資は見送りましたが、
その後は未出走のまま引退となってしまいました。
⑭レッドセイリング18(ルージュシャルマン) 総合評価B
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
同じ価格の父カジノドライヴ、母父ゼンノロブロイだが、出資するならこっちかな。
強いて言うなら厩舎が逆なら・・・という感じ。
配合的にも母系でしっかりと米血のパワーを重ねていながら、そこまでインブリードに頼っていない点も〇
馬体もパーツの一つ一つが飛び抜けているというタイプではなく、全体的な
バランスが素晴らしいタイプ。
坂東牧場なのでデビューは秋以降もしれないが、
無事ならダート戦線で長く走れそうな1頭。
ただ、馬格が無さすぎるのが大きなネック。
→馬体のバランスも含めて高評価をしていましたが・・・
芝適性もダート適性もなく惨敗続きで勝ち上がりも厳しそうな現状です。
ダート血統の牝馬に出資するからには、
こういうリスクも織り込んでおかないといけませんね・・・
⑮ルーヴインペリアル18(ルージュフェリーク) 総合評価B ※出資馬
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
馬体のバランスや一つ一つのパーツは〇で、特に耳と目からは強い意志や賢さ
を感じ取る事が出来、気性面で苦労する事も少なそうという印象を受ける。
→少し体質が弱い分馬体重が安定しないなどの課題はありますが、
気性面では普段もレース中の折り合いでも問題は少ない方の馬だと思います。
(逆に、ちょっとおっとりしすぎているかも・・・?笑)
配合としてはNorthern Dancerの多重クロスなので字面的には重めに映るが、
牝馬なのでキレや軽さが出れば底力のあるマイル~中距離ホースとして活躍できそう。
→こちらは少し見立てを誤っていましたね・・・
思っていた以上に欧州血統の重厚さが出ている馬で、初戦の芝マイル戦では全く勝負になっていませんでした。
東京ダート2100で勝ち上がるくらいなので、字面通りのステイヤーでした。
今後どのような舞台を主戦場とするのかすごく興味深いです。
ノーサンデーの希少な配合馬だし、この価格ならチャレンジするのも有りかな。
⑯ジェイム18(ルージュジェイム) 総合評価B ※出資馬
▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント
デインヒルの2×4という大胆なクロスを持ち、サトノクラウンの近親に当たる馬。
→かなり挑戦的なインブリードで興味深い馬でしたが・・・
今の所は体質の弱さがモロに出てしまっており、
裏目に出てしまっている状況です。
デインヒルなので健康面では問題ないと考えていましたが、
今後も濃いインブリードの馬に出資検討する際は、
慎重に検討する必要がありますね。
父はオーストラリアの名種牡馬で、プリモシーンの母父でもあり、マイルの高速馬場
の適性を伝えるスピード血脈。
母ジェイムはライトニングパールやサトノクラウン等姉弟が欧州的な適性を見せているように、底力やパワーを伝える。
配合の字面からは「今年はコレだ!」と思っていたのだが・・・やはり遅生まれな点はネックだし、馬体や顔も好みでは無かったので評価を下げた・・・
価格と牝馬に強い厩舎は魅力なので、好みと合えば全然出資検討しても面白い馬かなとは思う。
→ルージュフェリークと同様に海外血統への興味で出資しましたが、
いろいろと勉強させてもらいましたし出資自体は全く後悔はしていません。
是非勝ち上がって、芝のスプリント戦線を賑わす馬になってほしいですが果たして・・・(^o^)
※あくまで個人見解なので悪しからず・・・
次回もよろしくお願いします。