【東サラ】現3歳馬レビューの反省(関西馬 前編)

さて、続いて関西馬のレビューを振り返っていきたいと思います。

関西馬は結構A評価をしている馬が多いですね!

 

しかし中には見立て違いも有って・・・

今年以降の出資のためにしっかりと振り返って行きたいと思います。

 

⑰プレミアステップス18(レッドレジェーラ) 総合評価B

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

各パーツの一つ一つを見ると良いものの、胴体がずっしりとしていていかにも短距離~マイルが適正舞台となりそうな馬体。

→ディープ産駒ですし芝前提で当時は評価していましたが、

結果この体型はダート適性の証でした。

今だから言える結果論ですが、ディープ産駒×社台F産×ずっしり体型という時点で、

本来ディープ産駒にもとめている適正イメージとは少しずれているので、

C評価とスべきだったかもしれません(あくまで個人的にですが。)

母父のFootstepsinthesandはイギリス2000ギニーを制し3戦3勝で引退したマイラーで、母系の近親にも短距離~マイルで活躍した馬が目立つ。

血統的な特徴としては母父がディープと好相性のStorm Cat系であり、ディープの血統のコアであるAlzaoを3×4のクロスで増幅している点。

音無厩舎はディープ牡馬ではミッキーアイルやアンビシャスなどで実績があるし、直近でもインディチャンプで安田記念を制しているように、マイル近辺では強い、坂路調教主体の厩舎なので相性は良さそう。

→当時は、このあたりの要素から芝マイルでの活躍をイメージしていましたね。

個人的には好みの馬ではないけど募集価格をPayできる可能性は全然有るんじゃないかな、という感じ。

 

⑱リュズキナ18(レッドジェネシス) 総合評価A

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

リュズキナの仔は昨年募集中止になってしまい、今年はリベンジ募集となったが、これは素晴らしい馬だなと。

各パーツ、馬体のバランス、表情と全てが一級の雰囲気を感じて、昨年でいうとレッドベルジュール的な馬かな。

→結果的に距離適性や馬のキャラなどは異なっていましたが、

競走馬のレベルの高さはしっかりと見抜けていたかなと思います。

ダービートライアルを制して、東サラの馬で今年のダービーに出走した唯一の

馬となりました。

キレッキレ早熟タイプのディープではないので、

今後も活躍が見込めますね。

配合的にもディープ×Storm Catのスーパーニックスに、母母父サドラーズウェルズで底力を補完し、その奥に母母母父Habitatを持っていてスピード、パワー、スタミナ、キレをバランス良く要素として持っている。

→レースを見ると、中でも母母父サドラーの重厚さが強く出ている印象ですね。

キレが無いので王道中距離重賞やG1ではちょっとスピード負けしそうですが、

タフな条件なら今後も面白いと思います。

手脚や繋の長さから、距離も2000~2400を中心に活躍出来そうで、今や中距離随一の友道厩舎との相性も◎。

体質さえ丈夫なら、クラシック活躍の期待度も高いのではないかと思える。

→こちらはバッチリ評価通りで良かったです(^o^)※出資はしていませんが笑

 

⑲レッドファンタジア18(レッドベルオーブ) 総合評価B

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

統的にはこの馬は全姉や全兄が活躍をしているので、今更どうこうは無いんだけど、やはりディープ×Unbridled's Songの組み合わせで15頭中13頭が勝ち馬という驚異の成績は素晴らしい。
まあ価格設定が東サラのディープ産駒としては最高潮まで登ったわけなので、この馬も勝ち上がりは当然の通過点で、クラシック戦線でどれだけやれるか・・・というレベルの馬。

馬体のバランスも各パーツもさすがディープの良血馬といった感じ。

→書いている通り、素晴らしい能力を持った馬でした。

敢えて難点を挙げるならば、やはりタテの比較では昨年のレッドベルジュールの方が若干良く見えたし、その兄から+2.5万円の価格設定となる点。

→これは兄が早期引退してしまったので今となってはわかりませんが、

朝日杯の時点では弟のほうが上だったので、素直に見立てが誤っていたと考えたいと思います。
そして今年のディープ牡馬ではリュズキナ18が非常に良く見えるし、牝馬でもジョリージョコンド18が非常に良く見える。

→後述しますが、これも見立てが現段階では誤っていたと考えています。

また撮影のタイミングも有るかもしれないが、若干表情や目に意思というか、
覇気を感じない点も気がかり。

かなり高い確率で2勝、3勝と活躍する馬だとは思うけど、この高価格をPayできる馬かどうかと言われたら、正直不安の方が大きいかな、と。

→正直、過小評価してしまっていたかな、と(^_^;)

重賞を制してG1で3着入線した名馬に対し失礼なコメントでした・・・

 

⑳シックスイス18(ルージュエトワール) 総合評価C

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

ディープ×Luhuk×Mutakddim×サザンヘイローという配合で1400~1800が距離適性になりそうな点からすると、マイル寄りで好成績を挙げている中内田厩舎との相性は◎。

近親にウリウリやマカヒキがいて、マイル近辺での活躍を想起させる。

ただ・・・この馬は2月生まれにしてはあまりに小さいし、母系も仕上がり早の米血メインで構成されている事から、ここから劇的に成長してくるという期待はかなり持ちづらいかな・・・と。

馬体的にも首が太く短く、残体的なバランスも悪く映る。この馬は相当変わり身が無いと厳しい・・・

→この価格でディープ産駒で現段階で未出走という時点で、C評価の見立ては正しかったと考えていいでしょう。

血統は魅力ですが、あまりに馬格とバランスが悪すぎるように見えました・・・

 

㉑ジョリージョコンド18(ルージュアリュール) 総合評価A

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

個人的に関西ディープの中で実際に出資するならコレ!!という馬。馬体や血統がすごく好みで、特に血統面は非常に美しさを感じる配合。

→今でも、この意見は変わっていません。しっかりと初戦で勝ち上がってくれたので、

血統的にも古馬になってからのさらなる成長を期待しています。

ディープの血統のコアであるAlzaoとTouch of Greatnessのニアリークロスに、母系にもう1本Sir Ivorを持っていて、キレと素軽さを引き出せそう。

→これは若干誤っていて、この馬はキレタイプではなく持続力型のディープでした。

パワーと馬格に欠けるので現状は小倉や京都などの小回りがベストと考えています。

母父のMarjuとの組み合わせでも、すでに桜花賞馬のマルセリーナで実績があり。

かといって早熟でもなさそうで、兄のファストアプローチや近親のサトノクラウンも2歳~古馬まで長く活用している。

これでノーザンF生産&育成の牝馬で、12.5万円の価格設定なら、5月の遅生まれでも楽しみの方が大きいかな。

→2戦目でまさかの惨敗を喫してしまいましたが、現在放牧先で成長を促されています。

もう1段2段成長して、競馬に戻ってきてくれるのが楽しみな一頭です。

 

㉒レッドクラウディア18(レッドロムルス) 総合評価B

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

キングカメハメハ×アグネスタキオンは芝短距離やダートで活躍するパワー型がメインで出ている組み合わせで、この馬も現段階では馬体全体としてはバランス型で中距離も芝も行けそうな感じだが、厩舎や血統、脚元などを考慮すると適正はダートの短距離~マイルに寄ってきそうな感じの馬かな、と。

→ここはバッチリ見立て通りでしたね。
キンカメは種牡馬を引退したので、今後直仔は稀少になってくるので、今年の唯一のキンカメ産駒として人気が出そう。

(今年ジェニアルが京都新聞杯を勝ったのもあるし)
ただ、個人的には価格が見込まれたなー、、、という感じで、結構これをPayするのは苦労するのではないか・・・と思う。

→この点でB評価にとどめましたが、しっかりと勝ち上がってくれましたし、

出走を重ねることの出来る血統以上にタフなタイプなので、

今後の活躍を楽しみにしています!

 

㉓サンドグロース18(レッドザグロス) 総合評価A

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

ハーツクライらしくまだまだ後ろが未熟で成長の余地が大いに有りそうかな・・・という馬だが、

→これに加えて体質の弱さでかなりデビューが遅れてしまっていますね。。。

全体的な馬体のバランスやサイズ感は〇で、配合的にも5代内のインブリードが無い点は配合がキレイすぎるハーツクライにとっては良いし、その上で欧州系のスタミナ型の母系に対してスピードの補完材料として、母父にMr.Greelyを持ってきている点もバランスが良い。母母父Sadler's Wellsに、母母母父Shirley Heightsという配合も、リスグラシューで大成功していて、ハーツクライの芝中~長距離適性を強化する血としては実績が有るのは心強い。ハーツクライ産駒は鼻の付近まで立派な流星がある産駒が走るので、そのあたりも満たしているし目つきもさわやかで意思を感じる。これは厩舎相性も含めて、6.5万円なら積極的に検討したい馬かな。

→この通りかなり高評価をしていた馬なので、実はかなり注目して近況を追いかけている馬です。

これから超遅咲きの素質を見せてくれるのでしょうか・・

デビュー戦もかなり注目して応援したいと思います。

とは言え、、、現状を見るとA評価は流石に見誤っていました。

ハーツクライ産駒は特に難しいですね(^_^;)

 

㉔サンヴァンサン18(ルージュイデアル 総合評価B

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

この馬は胴がスッと長く、顔が小さく手脚もスラっとしていて、馬体のバランスがとても良く映るのがストロングポイント。

牝馬のハーツ産駒は血統配合としては、字面で受ける印象以上に軽い馬に出やすい傾向が有るが、この馬は母父でクロフネ、母母父でジェイドロバリーとしっかりとパワースピード面の補完材料も持っている馬。

ハーツ産駒はこういうバランスが良くていかにも走りそうな馬が、全然走らなかったりするので特に牝馬は難しいんだけど・・・

→やっぱりハーツクライ産駒は難しいですね(^_^;)

※とは言え翌年はそのハーツ産駒のルージュラテール1頭のみに出資することになるのですが・・・

この馬体のハーツ産駒で、友道厩舎預託という事を考慮すると普通に考えてお買い得な一頭なのは間違いないでしょう。
強い馬であれば、芝の中距離を舞台にかなり楽しみな活躍をしてくれる馬かと。

→デビュー戦は残念でしたが、勝ち上がりに向けて頑張って欲しいです。

 

㉕サセッティ18(ルージュヴィッフ) 総合評価C

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

個人的に昆貢厩舎は大好きな厩舎で、一度は出資したいとずっと思っていた(たてがみがカッコイイ)んだけど・・・今年は見送りかな・・・という感じ。

血統も好きな感じで厩舎とも化学反応を起こしそうな感じは有るけど・・・

馬体にメリハリがないし繋ぎも立っていて飛節も曲飛とイマイチどこで走りそうな
のかがイメージできない。

ファンタストクラブ育成という点もあまりいい話は聞かないし、なんか期待よりリスクの方が高いかなという印象。

→うーん、やはりデビューも遅く、さらに初戦惨敗と厳しい結果でしたね・・・

このコメントは正しかったのかなと思っています。

気性の荒かったドゥラメンテは、何となくコルトサイアーだろうなと思うし、見送りが妥当かなという評価。

→活躍馬を見ても、ドゥラメンテ産駒は出資するとしたら牡馬ですね、今のところは。。。

 

㉖レッドカチューシャ18(ルージュジャドール ) 総合評価B

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

ハービンジャー×ディープインパクトは、今年のクラシックトライアル戦線でも活躍馬が複数いて、勝ち上がり率もそれ以外のハービンジャー産駒よりも高いニックス関係と言える。

母父ディープはイメージ以上にパワー型に出る事が多く、この馬もハッピーアワーのように1400~1600ベストのハービンジャー産駒という適正の馬になりそうかなという感じ。

馬体を見ても首が太く、全体的にずんぐりとした印象を受け、あまり長い距離を走れそうな感じはしない。

→パワー型という点は合っていましたが、距離適性は想定より長めでしたね。

今後もダートの中距離を主戦場としそうな感じです。

馬体のバランスと顔が好みではないので、自分は出資検討からは外してしまうけど、ハービンジャー×ディープで4万円なら安いんじゃないかなと思います。

→結果勝ち上がってくれたので、安かったという事で良いと考えています。

 

㉗レッドジゼル18(ルージュグラース) 総合評価A

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

れは価格を考えると非常に期待感の方が高い馬だな・・・と思う。

個人的に東サラはサンデーRやキャロット、シルクなどNF直系クラブと比べると、やはり芝中距離では2軍に位置してしまいがちなので、こういったハナから短距離狙いの配合や厩舎預託が組まれている馬は、とても楽しみが大きい。

→と言うことで優先出資で申し込みするも、外れてしまって悔しい思いをした馬でした(^_^;)

勝ち上がってくれたときは、やはり嬉しかったですが(^o^)
母父アグネスタキオンもディープと同じように、意外にパワーやダート適正を伝えやすいので、NF育成、安田厩舎という事を考えると、無事にいけば来年夏には今年のレッドヴェイパーのような存在になっているのではないかとイメージできる。

父がハービンジャーの分、こちらは3歳~古馬になっても楽しめそうな感じがする。

価格もこの条件で4.5万円なら全然〇。

積極的に出資を考えたい1頭です。

→記載どおり、勝ち上がってくれたので古馬になってからも適条件で走りを見れるのが嬉しいです。

一点だけ言うと、馬体が思った以上に成長して来ないのは意外でした・・・

心配なのはその点だけですね。 

 

㉘オリオンムーン18(レッドアストラム) 総合評価C

▽当時の短評とそれに関する赤ペンコメント

オルフェ×欧州血統という配合で、特に母系は濃いドイツ血統で構成されている。血統的には中距離~長距離向きの構成。

→概ね合っていました。

しかし前駆、顔、馬体のバランスが良くなく、1月生まれですでに完成度が高く、馬格が有ると言ってもこれは微妙かな・・・。

価格が募集馬の中で最も安い部類の馬だけど、個人的には全く食指が伸びない。

→C評価にしましたが未勝利戦線でも上位争いしている安定した馬で・・・

これは過小評価だったと反省。

是非勝ち上がってほしい一頭です!

 

 

以上、関西馬前編でした(^o^)

今年は更に血統面も馬体面でも見る目を磨いているので、

是非良いレビューをして、いい馬に出資を決めたいと思います!

(あとは抽選次第・・・笑)