早速クラシック戦線でも奮闘したドゥラメンテの産駒です。
今年は3頭の募集となりました。
ドゥラメンテ産駒はまだサンプルが少ないですが、
相性のいい血統や傾向は出ていて、
①フォーティナイナー持ち(キングストンボーイ、ファルヴォーレ、レインフロムヘヴンなど)
②ネヴァーベンド系やサドラーズウェルズ系を筆頭に欧州ステイヤー血統持ち(タイトルホルダー、キングストンボーイ、アスコルターレ、ヴァリアメンテなど)
③コルトサイアー傾向(賞金上位7頭が牡馬で、牝馬は重賞では全く勝負になっていない現状)
と言ったところが大雑把なPOINTです。
それを踏まえて今年の募集馬を見てみましょう!
シックスイス20(牡馬 社台牧場) 3月1日産まれ
母方はLuhuk(フォーティナイナー系芝マイル〜中距離馬)×Mutakddim(シーキングザゴールド系芝マイラー)×サザンヘイロー(ヘイロー系ダートマイラー)という累代配合。
好相性パターンの①に該当するフォーティナイナー持ちの血統ですね。
ただ、個人的にはやや底力に欠ける血統かな・・・という印象で、
アルゼンチンで活躍した母の競走馬としての優秀さがしっかりと受け継がれればよいのですが、
母方にはややドゥラメンテの相手としては軽さに寄った種牡馬が集まっていますし、
Mr. Prospector4 x 4 x 5、Halo 9.38% 4 x 5というクロスも、
より素軽さを後押ししそうな感じ。
今年3歳の半姉ルージュエトワール(父ディープインパクト)は、
これからデビューなので何ともなのですが、
素軽い血統印象の割にデビューに苦戦しているのも気がかりです。
(まあ、姉は初仔ですし馬体も小さいのも一因なのでしょうが。)
特にこのあたりは実馬を見てしっかりと判断したい一頭かな、という印象。
プレザントケイプ20(牝馬 友田牧場) 2月29日
母プレザントケイプは自身は未出走馬。
Cape Cross(Danzig系の卓越したサイアー)×Selkirk(シャーペンアップ系芝マイラー)×Sadler's Wells(ノーザンダンサー系欧州チャンピオンサイアー)
という底力溢れる配合の馬ですが、
産駒にはスピードを伝えてスプリンターを輩出する傾向。
上記した通りドゥラメンテは今の所牡馬優勢ですし、
血統のイメージからも中距離王道路線での活躍を期待したいサイアーなので、
スプリンターやダート巧者に出そうなこの馬はストライクゾーン外の存在かな、
という印象です。。。
この馬は今年の東サラ募集馬一番人気候補の一頭でしょうね!
兄のレッドジェネシスは京都新聞杯を制してダービーに出走したディープインパクト産駒の中〜長距離馬で、
母は東サラ会員からかなり注目を集める存在の繁殖となりました。
父がドゥラメンテに変わったのは面白い要素ですが、
やはり繰り返しになりますが牡馬に出てほしかったな・・・という感じ。
Storm Cat(北米ノーザンダンサー系の卓越したBMS)×Sadler's Wells(ノーザンダンサー系欧州チャンピオンサイアー)×Habitat(ターントゥ系の芝マイラー)という配合で、
芝向きに出ることはほぼ確で、兄のジェネシスを見るとクラシックディスタンス向きの底力も母系からしっかりと伝わっている感じ。
いい馬である可能性も高いと思いますが、
お値段もお高いんでしょうねえ・・・(^_^;)