【ノルマンディー】2021年三次募集馬評価(ハロックラインの19)

ハロックラインの19(牝馬 社台ファーム) 2月12日産まれ

栗東・茶木太樹厩舎入厩予定 募集総額 1,200万円/1口出資額 30,000円

 

 

馬体・歩様面

牝馬とはいえまだ全体的に肉付きがイマイチで、

もう2段階ほど成長がほしい感触の馬体。

 

歩様も調教動画も力強さは感じず、

まだまだ成長してこないと勝ち上がりどころか未勝利戦で好走するのも難しいのかな・・・という感じです。

 

馬体は胴長で細身で、

芝の中距離~長距離向きの印象。

ハービンジャー産駒だし牝馬だし、

ダートでつぶしが効くタイプではないのは明白ですね。

 

血統面

馬体や歩様はほとんど魅力を感じませんが・・・

そりゃそうですよ、という感じ。

この価格でこの血統で馬体まで完成度が高いわけないですもんね(笑)

 

血統は素晴らしいの一言で、

ハービンジャー×キンカメの成功パターン(モズカッチャン、ブラストワンピースなど)に、

母母父がサンデーサイレンス、母母母父マキャヴェリアンと、

日本の芝適正MAXの血が勢ぞろいしていて、

かつアサクサデンエンヴィクトワールピサを輩出しているホワイトウォーターアフェアの牝系。

 

父も母方も欧州よりの血統構成なので、

早熟性が劣って完成度が低いのは致し方ないところ。

 

いろいろ減点材料、不安材料(一度目のセールで主取りになった事や、落札価格の安さなど)は有りますが、

血統重視派としてこれだけの血統馬がこの価格で募集されるなら、

厩舎が新規開業であろうと可能性の方に賭けて見たくなる馬だと思います。

 

ハービンジャー産駒の牝馬で重賞クラスの馬は、

皆総じて母系が重賞馬を出すような筋の通った母系ですが、

その中に入って勝るとも劣らない名牝系の出身の馬ですからね。

 

総合評価

総合評価は〇にしました。

もう一度言いますが、馬体も歩様も含めて、

これだけの血統馬でこの価格なので不安要素が強いのは当たり前で、

ピンかパーの馬だと思います。

 

ただ、この価格なら可能性の方を追いかけてダメだったら諦める、

というスタンスの方が楽しめるかなと思えるくらいの血統馬です。