今週は凱旋門賞がありますね!
日本馬が2頭(クロノジェネシスとディープボンド)参戦で、
クロノはいかにも欧州芝の適性がありそうな日本競馬の現役最強馬で、
ディープボンドは同じロンシャン競馬場の芝2400の前哨戦であるフォア賞で、
快勝して適正と実力を見せつけました。
この馬も日本の現役馬では屈指のスタミナホースなので、
近走の充実度からも大注目ですね。
さらに欧州馬のブルームに武豊が騎乗するということで、
我々日本の競馬ファンにとっても注目度の高い凱旋門賞になりそうです!
血統が大いにものを言うレースでもありますので、
このブログでもできるだけ細かく分析、予想をしていきたいと考えています(^o^)
さて、ノルマンディー募集馬の所見の続きを・・・
プリンセスフローラの20
ノーブルマーズで有名なタガミファームの生産馬で、セールで825万円で購買された馬です。
血統はモーリス×キンカメ×サンデーで、
フェアリーSを制したフィリアプーラの近親。
いかにもマイル路線での活躍がイメージできそうな血統であり、
エピファネイア産駒を中心にトレンドになっているサンデーの4×3のインブリードクロス持ちということで、
人気を集めそうな一頭ですね!
募集価格は1,520万円と、やはりお高め。
ただモーリス産駒はピクシーナイトがスプリント戦線で一線級で活躍していますし、
ルークズネストやシゲルピンクルビーも重賞を制覇していて、
初年度産駒の世代から好成績をおさめています。
またBMSキンカメの優秀ぶりは周知の通りですから、
上記の通り筋の通った牝系にこの配合の馬としては、
決して高くないと思えます。
一点少し不安なところを上げるとしたら、
ロベルト系とBMSキンカメの相性で、
デアリングタクト以外はさしたる成功例が見受けられません。
デアリングタクトはエピファネイア産駒で、
この種牡馬はロベルト系という要素よりも、
母シーザリオの名牝系としての存在と影響力が大きすぎるので・・・ね(^_^;)
すこし例外扱いしたほうが良い気も。
いずれにせよ、馬体など今後の追加情報に大注目の一頭だと思っています!
追記:この血統にしては安いなと思ったら・・・
写真で見るとあまり良さを感じない馬でした^^;
まあまだ多分に幼さを残しているので、
変わり身がアリそうですけどね。
しかし血統面と価格でかなり人気してきそうで、
様子見できなさそうなのが辛いところ。
フルマークスの20
忠実に競走成績に表したような馬でした。
早熟で先行力があって、持続力に秀でているがキレない。
そのイメージを産駒にも受け継いでいて、
良い産駒は頑健で数は出走できるものの、
ダートが主戦場で切れよりもスピードと持続で勝負するタイプがほとんどですね。
兄弟はキズナ産駒のケイティミラクルこそ東京芝2300で未勝利勝ちしているものの、
他2頭の兄たちはダート短距離が主戦場です。
この馬も父が上記の通りですから、「短距離ダートで数を走ってくれる下級条件の馬」
というイメージがかなり強く持てます。
ですが・・・
この馬はせりでの購買価格が2,200万円なんですね(・・;)
血統の割にやたらと高額募集ですが、それだけデキが良いんでしょうかね。
出資候補には上がってこないと思いますが、
馬体はよく見てみたい一頭です。
追記:馬体は現時点で完成度が高いので、相対的によく見えますが、
個人的には顔が好みでは無いかな・・・
気性が悪いか、メンタルが繊細すぎるか、いずれにせよ調教や競走に影響してきそうな第一印象を受けました。
マジックミラージュの20
一瞬、某ワゴン車で撮影される作品を思い出してしまいました。
(失礼)
1,705万円で購買された馬で、募集は2,400万円。
エスポワールシチー産駒はマリオやショームなどが上級条件で頑張っていますが・・・
一口6万円出して出資したいか?Payできる自信あるか?
と問われると下を向いちゃうような、そんなイメージと戦績なんですよね^^;
このクラブの基本スタンスに合っている種牡馬ではあるとは思うんですが、
それにしてはこの馬の価格は高すぎるかな、と。
なので、出資はしないと思いますがその分馬体などには注目して研究対象にしたい馬だな、
というイメージです。
追記:いまはまだ馬体が間延びしている感じ。
ダートで走るのであれば、もう2段階、3段階の成長と、
力強さを身に着けてほしいところで様子見ですね。