ノルマンディー2021年一次募集馬所見⑧

菅内閣の終焉が見えてから上がっていた日本株が、

岸田内閣の発足以降非常に不調です。

 

これは「富の分配なくして成長なし」という岸田新首相のスローガンが嫌気されているのが一因と言われていますが、

同じく投資の世界である一口馬主においても、

「リスクなくして成功なし」の構図が崩れてしまってはいけないと考えます。

 

損失は大いに有り得るのに、成功してもそこからがっぽり搾取して、

分配してしまいますよと言われたら、

投資の最も重要な要素である「夢を見られる」という点で魅力がなくなってしまいますよね。

 

とまあ、余談から入りましたが、

損失を覚悟して、リスクを背負って出資した馬だからこそ、

本気で応援も出来るのだと思うのです。

しっかりと先々の成功を願いイメージして、

出資馬を決めて行きたいものです。

 

ピッツネイルの20

 

 

今年鮮烈なデビュー戦勝ちを果たした全姉ホワイトターフとは違う毛色に出ていますが、

間違いなく今年の注目馬の一頭でしょうね。

 

ホワイトターフのデビュー勝ちや父ゴルシ産駒の成功もあって、

それよりも大分高い募集額となりました。

(それでも全姉は安すぎたので、この馬も安く感じますが・・・)

 

全姉もバランスがよく見える馬でしたが、

この馬は更に良く見えますね。

バランスも素晴らしいですが、

パワーを感じるのに重苦しさはなく、

スピードもありそう。

 

ゴールドシップノーザンテーストThe Minstrel(父Northern Dancerと母父Victoria Parkが共通)の成長力が一つのストロングポイントでしたが、

母ピッツネイルはクロフネにNureyevにHouston(Seattle Slew産駒)ですから、

パワーに優れた配合でダート適性や短距離適性を補完。

(※そう考えると、すでに477kgと発表されている十分な馬格も魅力!)

5代アウトブリードで、健康性にも優れていそうな牝馬です。

 

この馬自信は馬体を見るとマイル〜2000までは対応デキそうで、

パワーに優れたマイラーというイメージでしょうか。

 

うーん、全姉より高い分、

全姉よりもよく見えますのでそのへんは気にならないところ。

 

出資候補です。

 

プラージュの20

 

 

ルーラーシップ×スペシャルウィーク×エリシオという配合で、

クラブのコメントにもあるようにディアンドルがモデルケースとなっている好配合。

 

ディアンドルはデイリー杯2歳S勝ちのシェーンヴァルトを出したシェーンクライトの牝系でしたが、

この馬はローゼンカバリーなどを輩出したダイナフェアリーの牝系ですね。

血統的にも何ら見劣りしていません。

 

この馬も十分な馬格とバランスの良さは魅力ですが、

少しつなぎは立ちぎみかな。

あとは前脚が全体的に弓脚のように見えますが、

これは写真のせいかな?

なんにせよ、前肢に少し違和感を感じますね。

 

血統的魅力は大きいですが、

あまりノルマンディーらしさを感じないというか、

このクラブでこの価格でわざわざ出資する馬では無いかな、

というのが個人的な感想です。