ノルマンディー2021年一次募集馬所見⑨

さて、8日(金)の募集開始まで残り2日となりました。

 

こうやって募集馬の一覧や測尺データや動画などを見ながら酒を飲み、

まだ抽選も通っていないのに出資したつもりになって、

未来に思いを馳せる時間が一番幸せなのかもしれません笑

 

フラワーロックの20

 

 

ダンカークは未だJRA重賞勝ち馬を出せていませんが、

芝スプリンターのマイネルアルケミーや、

ダート短距離で活躍しているメイショウテンスイ、

フォンタネットポーといったOP級の堅実な馬を出している種牡馬

 

母のフラワーロックJRAで27戦4勝で、

1000万下勝利をおさめた活躍馬です。

 

兄姉はダート1800で新馬勝ちをしたタイセイヴィーナスなどがいますが、

ほとんど勝ち星を挙げられていないのが気がかりです。

 

うーん、この地味な血統で、

馬体も芦毛好きな方には支持を得そうですが、

ボリューム感に欠け血統的な適性舞台を考えると、

スピードも不足していそうな感じに見えます。

 

それでいて価格も34,000円/一口となると、

高い買い物になりそうな印象を受けますね・・・

動画からも特別なものは伝わってこず、

未勝利を勝てるかどうか・・・という感じの馬に私には見えました。

 

メイクデュースの20

 

 

ディーマジェスティのポテンシャルにはまだ懐疑的なので、

ディーマジェスティ産駒でこの価格の時点で検討対象外!

と思って写真を見たら・・・

 

かなり優れた馬体の持ち主ですね。

歩様動画も動きに活気があってキビキビとしていて、

前向きさを感じます。

かなりデキがいいという感触があっての、この価格なんだなと思いましたね。

 

ディーマジェスティー産駒は初年度産駒がデビューしてJRAで2勝していますが、

うち1勝が芝1200(シゲルファンノユメ)。

もう1勝はダート1000(ワンエルメス)。

 

イメージ以上にスピード馬を出すんだなあ、という印象ですが、

シゲルファンノユメSadler's Wellsの4x3

ワンエルメスはHaloの4x4

のそれぞれインブリード持ちで、こうしたインブリードの効果をスピードに強く転化する特性があるのかも。(サンプルが少ないので推測中の推測ですが・・・)

 

そこへいくとこの馬は母メイクデュースが芝スプリントの勝ち馬ですが、

近い世代にインブリードがないのと、

割と血統の字面的にはスタミナ要素が強そうなので、

どのような適性を持っているのか楽しみでもあります。

(馬体からはスプリント〜マイルが良さそうに見えますが・・・)

 

ディーマジェスティ産駒でこの価格となると、

血統重視派の掘り出し物好きとしてはストライクゾーン外ですが、

すごくいい馬には見えますね。

 

いい意味で期待を裏切ってほしい、注目馬です。