マイルチャンピオンシップ
◎カテドラル
同じハーツクライ産駒のサリオスが人気していますが、
これはおそらく調教の良化と馬具の変更、それから姉サラキアの5歳シーズンでの覚醒による成長期待によるもの。
しかし個人的にハーツクライ産駒は分かりやすくて、
とにかく勢いが出てきたら買い、
勢いが3戦以上馬券外なので落ちたら様子見の種牡馬。
カテドラルはマイル重賞の常連で、
何度も好走していましたがなかなか勝てず、、、
しかし今年に入ってからの安定成績は、まさに成長&完成してきたハーツクライ産駒のソレ。
そんな今年は安田記念で敗れていますが、
おそらくハーツ×ロックオブジブラルタルのパワー型マイラーのこの馬には、
1分31秒台の時計は速すぎた。
それ以外のレースは毎回1分32秒台の時計で安定して上位争いして、
前走ついに1分32秒フラットの時計で勝ちきりました。
今回、開催後半の阪神コースで、
安田記念ほど時計を求められない点、
そしてあれだけ不器用に大外回しでがんばってきたこの馬が、
前走鞍上が最高に上手く乗ったとはいえあの器用なレースで勝ちきり。
今回はいかにも馬券内に来そうな馬が揃っていますが、
頭で買いたい馬が少ないので思いきって穴馬を頭で高配当を狙いたいと思います。
○シュネルマイスター
安田記念の電撃参戦時に、
父Kingmanは3歳春~夏は1ヶ月足らずの間隔でマイルG1を4連勝したタフな馬でしたし、産駒もヨーロッパで重賞やG1を連勝しているPalace
PierやPersian Kingなどがいる。
さらに母系は日本で活躍しているサロミナと同じ牝系で、
サロミナ産駒のサラキアは府中牝馬~有馬まで勢いがついてから別馬の様になりましたし、
サリオスも2歳~毎日王冠まで勢いがあったように、
父、母共に「連勝の血」を持っている馬。
横山武史は割りと欧州寄りの騎乗スタイルのジョッキーですし、
かなりシュネルマイスターとは手が合うのではないかと。
ここは、頭期待で買いたいと思います。
、、、と書きましたがやはりいきなりの古馬の壁は高く3着まで。
しかし今回は安田記念の時以上にここを狙い済ました参戦で、
陣営からも大人しい馬なのでそこまで輸送はマイナスではないとの情報。
それならここも頭期待で、、、といきたいところですが、
最大の不安はあまり良い実績を残せていない右回り。
ここで勝ってしまうようならいよいよ世代交代でしばらく逆らえない馬になりますが、
ここは未知の要素が多く頭というよりは相手狙いかな、と。
▲グランアレグリア
香港遠征を取り消してマイルチャンピオンシップで引退の報。
藤沢氏最後のG1になるかもしれませんが、
天皇賞秋が本気狙いだったと思っているので、
距離短縮で状態維持でも頭で買いたい勢いはもう感じず自力で相手 まで。
それと最後に、、、
種牡馬ビジネスを考えると最も勝たせたい馬は、
Kingman後継種牡馬として有力なシュネルマイスターでしょう。
しかし、、、カテドラルもここで勝てばノーザンファームにとって悪くないメリットがあると思っています。
その理由は以下→
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