ノルマンディーも2次募集の時期がやって来ました。
このクラブはノーザンや社台系のクラブに比べると悪く言えば地味ですが、
良く言えば通好みというか、いかにもローカルダートや短距離で活躍しそうな種牡馬の子どもたちがラインナップされるあたりが、
なんとも言えない魅力ではあります。
(そんな中大活躍したのがザ・王道血統のデアリングタクトなのはご愛嬌(^_^;))
2次募集馬はそこまで多くないですし、
今後のためにも一頭ずつ見ていきましょう。
ギブミーアチャンスの20
牡馬 2020年5月18日生まれ
生産:浦河・福田牧場
募集総額 1,480万円
1口出資額 37,000円
※781万円 (2021年 北海道セプテンバーセール)
血統評価:B(SS〜Cの5段階評価)
母父:エルコンドルパサー
母母父Green Desert
母のギブミーアチャンスはJRAでの勝ち星はなく、
名古屋や笠松のダートで計4勝を上げた馬。
地方転出したとはいえ、牝馬で59戦もしたのは立派というか、
タフじゃないと出来ない戦績ですね。
産駒で今の所もっとも活躍していると言えるのは、
ダート中距離〜長距離で活躍し、JRA2勝を上げたイルフォーコン(父:中山フェスタ)でしょう。
この半兄も地方転出された後もタフに活躍して、
61戦のキャリアを誇っています。
(しかし園田に転出後は未だ勝ち星なし・・・)
父カレンブラックヒルは自身もダイワメジャー×米血統のスピードと先行持続力で「行けるところまで行く」というような感じの強さの馬でしたが、
それ以上に産駒はより血統イメージどおりというか、
活躍馬は見事に短距離やダートに高い適性を示しています。
本馬はその父にエルコンドルパサー×ダンチヒ系のグリーンデザートで、
近親にもダート馬ばかり(地方実績含め)ですから、
これはほぼ間違いなくイメージ通りダートの短距離馬ということで良いのかなと。
コンセプトイメージがわかりやすいという意味では良いですが・・・
少し面白みには欠けるかもしれません。
馬体評価:A(SS〜Cの5段階評価)
血統通りのダート馬ということを考慮すると、
少しかたく見える歩様などはあまり気になりません。
それよりも筋肉質になってきそうなボリューム感のある馬体と、
前進気勢のある動画の様子は悪くないと感じました。
顔つきもスッキリしていて利発そう、大人しそうですが、
このあたりは闘争心がしっかりとレースで発揮できれば、
好材料だと思います。
総合評価:B(SS〜Cの5段階評価)
うーん、悪くはない。
決して悪くは無いのですが・・・カレンブラックヒル産駒で、
この価格で出資したいかと問われると難しい^^;
セール購買馬なのでどうしても仕方ない面はありますが・・・
自分的には見送りかな、という感じです。