【東サラ】2022年度募集馬評価⑨サンタフェチーフ21

サンタフェチーフ21

 

 

半兄のフェイト(父リアルスティール)が今年のPOGで人気の一頭ですね!

藤田晋オーナーの持ち馬で、父と同じ矢作厩舎に入厩。

そして日本NO1の矢作厩舎が自信のコメントを出しているとなれば、

そりゃ人気しますよね。

 

今年の東サラの募集馬は

そんな兄と3分の4同血のキズナ産駒になります。

 

血統面

 

サンタフェチーフはアイルランドの生産馬で、

日本の芝中距離戦線で活躍。

JRA3勝で1600万下まで出世し、日経新春杯でも5着に入線しています。

 

父がドイツの競走馬で割と重厚な血統ですが、

母系は超優秀な一族で日本の芝に高い適性を示しています。

 

この馬の3代母SaldeからはSaldenehreを経由してセリエンホルデ(自身はドイツオークス馬でシュネルマイスターの母)が出ていて、

この馬の母母Saldentigerinの経由からサロミナ(こちらもドイツオークス馬で、サラキアやサリオスの母)が出ています。

 

サンタフェチーフの繁殖としてのポテンシャルがあきらかになるのはこれからですが、

伯母のサロミナがディープインパクトハーツクライから優れた産駒を輩出していますので、

当然リアルスティールやらキズナとの配合は期待が高まります。

 

仕掛けとしては母の父がWiesenpfadに替わった事で、

サロミナには無かったAlzaoの血を補強できる点が、

ディープ系との配合では面白い。

ディープインパクトの切れ味と持続力を刺激して増幅する効果を見込めそうで、

キズナとの相性も良さそうな母との配合馬です。

 

馬体・歩様面

 

顔つき:▲

馬体のバランス:▲

歩様動画:▲

活躍イメージ:芝1600〜2400

厩舎相性:〇

 

美浦の期待の若手厩舎である宮田厩舎への入厩は、素直に好感。

 

立ち写真で見ると全体的な馬体のバランスや体幹は良さそうな感じですが、

やや小柄なのと、血統的には完全に芝適正寄りな馬でしょうが、

つなぎが立ち気味なのが気になるポイント。

 

ただ、このつなぎの形状やトモの形は兄のフェイトによく似ているので、

フェイトがどれくらい活躍できるかも、

この馬にとってはかなり参考指標になりそうです。

総合評価:▲(要検討)

 

キズナ産駒のこの血統で、@75,000なら安いんじゃないでしょうか。

小柄なのは父がディープの近親であるサラキアも同様でしたし、

芝中距離を走るならそんなにマイナスポイントではないかな?とも。

 

おそらく先行満口でしょうなあ・・・(^^;