2022年宝塚記念「在来牝系の逆襲」

宝塚記念

 

◎ディープボンド


天皇賞春でも本命にしましたが、
ステイヤー型のスタミナ馬と言うよりは、
上がりがかかるレースでバテない持続力の鬼というイメージの馬。

その天皇賞春はカラ馬の影響もありましたが、
直接的な敗因はタイトルホルダーの12秒後半~13秒の中緩みを作られて、
後半で11秒台後半が続くラップで逃げられたこと。
中盤で勝負ありといったレースになってしまいました。

また有馬記念は内をうまく進んで完璧なレースをしましたが、
絶好調時&2キロアドバンテージのエフフォーリアにわずかに及ばずでした。

今回はパンサラッサとアフリカンゴールドの存在があって、
菊花賞天皇賞春の勝ちパターンに持ち込めないタイトルホルダー。
再びの関西遠征&初ブリンカーで、さらに斤量もアドバンテージ無し(初の58キロ)
有馬記念時よりも明らかに条件が悪そうなエフフォーリア。

悔しい2着続きでしたが、
ライバルが苦しくなる条件で脚が鈍らないこの馬が、
G1制覇を成し遂げると見て再び本命にします。

母系がタフな日本の在来牝系なのも、
父が非根幹距離で滅法強いキズナなのも、
このコース向きで血統的にも。

 

○デアリングタクトは休み明け2走目ですが、
札幌記念ではなくタイトルホルダーがいるここで敢えて出走してくるのですから、
状態はいいのでしょう。
ヴィクトリアマイルは叩きだったでしょうが、
結果的にマイルを経験したことで、
前半の追走も楽に感じるはず?
地力は上位で、かつ牝馬の2キロ減がかなり有効なレース。
三冠牝馬復活と言うことで頭まではどうかも、馬券内に来る可能性は高そうと見ます。
エピファネイア×キンカメの牝馬は、
ラヴェルやスカイグルーヴが古場になって重賞好走。
エピファネイア早熟パターンにはあてはまらない血統なのも○

 

▲ヒシイグアス
消耗戦のハーツクライ産駒の差し馬で、
鞍上がハーツクライ産駒で異常に強いレーンなのも後押し。

 

★アリーヴォの無欲の追い込みも警戒ですが、
これもさすがに頭までは厳しいかな、と。