【東サラ】2022年度募集馬評価㉘クイーンズアドヴァイス21

クイーンズアドヴァイス21

 

 

血統面

 

今年はハーツクライの産駒が募集されました。

母のクイーンズアドヴァイスはDanzig系のOrpenの産駒で、

Halo、Northern Dancer、Natalma(ノーザンダンサーとOrpenの母系が同じ)、Almahmoud(ノーザンダンサーとヘイローの母系が同じ)

という歴史的名馬たちの多重クロスを持つアルゼンチン産馬。

 

半兄のランメルトが募集されている頃に、

サトノダイヤモンドによって一気に有名度が増したのがこのOrpen×サザンヘイローのアルゼンチン血統との配合でした。

 

兄ランメルトはそれこそサトノダイヤモンドとは80%くらい共通の血を持っていて、

クラシック候補として期待されましたが、

以外に勝ち味の遅さを見せています。

 

この馬は父がハーツクライに変わりましたが、

このチェンジはクラシック戦線を戦う上では良いでしょう。

というのも、母方にDanzigを持つハーツクライ産駒は良く言えば仕上がりが早く、

悪く言えば早熟(早枯れすることも・・・)の傾向があって、

実際にワンアンドオンリーヌーヴォレコルト 、グレイル、ベルラップロジクライ、マイスタイル、サリオス、ワーケアなどがクラシック出走(勝利)を飾っています。

 

ハーツクライ産駒というと晩成なイメージですが、

逆に配合によって、

ディープインパクト産駒よりも振れ幅の大きいのが、

ハーツクライという種牡馬なのだと捉えられます。

 

馬体・歩様面

 

顔つき:◯

馬体のバランス:◯

歩様動画:◯

活躍イメージ:芝1800〜2400

厩舎相性:◯

 

いや、ほんとに兄のランメルトそっくりなシルエットで驚きました笑

ノーザンファーム生産(育成)では無いですし、

価格もそこそこするのに人気だな・・・と思っていたのですが、

現段階での完成度の高さがエグいですね。

 

上記したように、

ハーツクライの早熟面を引き出す配合馬なので、

早い段階から楽しむにはもってこいな馬だと思います。

 

ちょうど、ハーツクライ産駒がクラシックで大活躍してダービー馬を出した年ですからね。

これは血統と馬を見たら、人気になるのは納得です。

 

総合評価:◯(おすすめ!)

完成度の高さと、早期デビューから活躍の期待感がかなり高い一頭。

価格も激高では無いですし、これはおすすめできる一頭です。