クイーンズアドヴァイス21
血統面
今年はハーツクライの産駒が募集されました。
母のクイーンズアドヴァイスはDanzig系のOrpenの産駒で、
Halo、Northern Dancer、Natalma(ノーザンダンサーとOrpenの母系が同じ)、Almahmoud(ノーザンダンサーとヘイローの母系が同じ)
という歴史的名馬たちの多重クロスを持つアルゼンチン産馬。
半兄のランメルトが募集されている頃に、
サトノダイヤモンドによって一気に有名度が増したのがこのOrpen×サザンヘイローのアルゼンチン血統との配合でした。
兄ランメルトはそれこそサトノダイヤモンドとは80%くらい共通の血を持っていて、
クラシック候補として期待されましたが、
以外に勝ち味の遅さを見せています。
この馬は父がハーツクライに変わりましたが、
このチェンジはクラシック戦線を戦う上では良いでしょう。
というのも、母方にDanzigを持つハーツクライ産駒は良く言えば仕上がりが早く、
悪く言えば早熟(早枯れすることも・・・)の傾向があって、
実際にワンアンドオンリー、ヌーヴォレコルト 、グレイル、ベルラップ、ロジクライ、マイスタイル、サリオス、ワーケアなどがクラシック出走(勝利)を飾っています。
ハーツクライ産駒というと晩成なイメージですが、
逆に配合によって、
ディープインパクト産駒よりも振れ幅の大きいのが、
馬体・歩様面
顔つき:◯
馬体のバランス:◯
歩様動画:◯
活躍イメージ:芝1800〜2400
厩舎相性:◯
いや、ほんとに兄のランメルトそっくりなシルエットで驚きました笑
ノーザンファーム生産(育成)では無いですし、
価格もそこそこするのに人気だな・・・と思っていたのですが、
現段階での完成度の高さがエグいですね。
上記したように、
ハーツクライの早熟面を引き出す配合馬なので、
早い段階から楽しむにはもってこいな馬だと思います。
ちょうど、ハーツクライ産駒がクラシックで大活躍してダービー馬を出した年ですからね。
これは血統と馬を見たら、人気になるのは納得です。
総合評価:◯(おすすめ!)
完成度の高さと、早期デビューから活躍の期待感がかなり高い一頭。
価格も激高では無いですし、これはおすすめできる一頭です。