レッドセシリア21
この馬も、叔父のレッドクレオス、
4分の3姉のルージュアズライトに出資している身として、
かなーり気になっていた一頭です。
血統面
今年は、TOPサイアーに上り詰めたと言っていいエピファネイアの産駒が募集。
昨年、ルージュアズライトのところでも記載したように、
母のレッドセシリアや叔父のクレオスは非常に好きな配合で、
緩くなりがちなハーツクライとの配合で必要な米血の硬質な血を、
My Bupersの名牝系クロスで直接的に行っているという大胆かつ希少な配合馬。
レッドセシリアは競走馬としてもOPまで出世しましたが、
繁殖牝馬としては思っていたような結果を出せていません。
ただ・・・今まで苦戦していた産駒はキンカメの牡馬という事で、
昨年はルージュアズライトが同じキンカメ系ではありますが、
そして今年はシンボリクリスエス（ロベルト）系のエピファネイア産駒の牝馬という事で、
今までとは全く異なる活躍を期待しても良いと思います。
何と言っても昨年の年度代表馬エフフォーリアです。
エフフォーリアのすごいところはその総合力の高さで、
どうしても産駒が皐月賞や有馬記念などの中山急坂コースのG1を苦手としていたハーツクライを母父に持ちながら、
その2レースを圧巻の強さで勝利。
けれども本当の得意コースは広くて直線の長い東京競馬場という事で、
絶対的な力の違いを3歳時には感じさせています。
（※今年の阪神コースの2戦は、予想外の敗戦となってしまっていますが・・・）
母父がハーツクライという事で、
今やエピファネイア産駒活躍馬の必須装備のようになっているサンデー4×3のクロスもち。
ロベルト系ですが母シーザリオの影響力がすさまじいので、
ハーツクライの肌と配合すると少し芝向きの緩い感じに出そうですが、
そこはしっかりとMy Bupersの母方のクロスが補ってくれるでしょう。
素晴らしい血統の持ち主です。
馬体・歩様面
顔つき：▲
馬体のバランス：▲
歩様動画：〇
活躍イメージ：芝1600〜2000
厩舎相性：〇
姉に似ている部分もありますが、
この姉妹は結構違いを感じますね。
姉のアズライトは立ち写真でほっそりと見せていましたが、
動画では丸みのある牝馬らしい馬体で上品な歩き姿に素質を感じました。
妹は写真は首が太く立ち気味で、顔が大きいと思いましたが、
よく言えば筋肉量が十分でパワフルな馬体。
歩き姿や表情は姉の方がよく見えましたが、
募集段階での完成度は妹の方が高く見えます。
動画などを見るととても390キロ台の馬には見えませんね。
まあ、そのあたりはこれから成長してくると思いますが、
ちなみにアズライトは予想よりも馬体が現段階では増えていません。
※450～460キロほど。
血統：姉＜妹
馬体の完成度：姉＜妹
歩き姿：姉＞妹
気性面：姉＞妹
見比べた感じでは、こんなイメージです。
総合評価：▲（要検討）
あくまで一枚の立ち写真には過ぎませんが、
やはり馬体のバランスは少し気になりました。
それ以外は水準以上に感じますし血統も良いのですが・・
姉の方がよく見えたので、この馬もバイアス込みで現段階での出資判断は難しかった( ;∀;)
厩舎もいいですし、エピファネイア産駒なのに価格もそんなに上がっていないので、
良いんでしょうけどね・・・
あくまでフィーリング的な判断です。
