▽評価について
評価は以下の5段階とします。
◎(出資したい!)
〇(おすすめ!)
▲(要検討)
△(様子見)
×(候補対象外・・・)
■クレバースプリントの21
牝馬 2021年4月21日生まれ
生産:浦河・アイオイファーム
厩舎:美浦・栗田徹厩舎入厩予定
募集総額:1,800万円
1口出資額:45,000円
▽血統面
母父:サクラバクシンオー
母母父:マルゼンスキー
母のクレバースプリントは未出走馬で、
サクラバクシンオー×マルゼンスキー×ノーザンテースト×エルセンタウロという、
古き良き日本競馬の流行血統構成の馬。
近親には天皇賞春2着もあり、アルゼンチン共和国杯勝ちのサンライズジェガー、
2014年のクラシック戦線で活躍し、京都金杯を制したウインフルブルームなどがいます。
ただ・・・この馬自身は繁殖牝馬としてはあまり成功できている部類ではないですね。
父のサトノダイヤモンドは自身が馬格、完成度、レースセンス、スタミナ、スピードなどをすべて兼備した、
優等生万能タイプのディープインパクト産駒。
今のところ種牡馬としてのポテンシャルは未知ですが・・・
ディープ×スピード型の南米牝系という配合とサトノダイヤモンド自身のポテンシャルを考えると、
芝のマイル~中距離で優秀な産駒を輩出しそうな感じはしますね。
ただ、その路線ではキズナが地位を築いていた中で、
血統構成の似たキタサンブラックも素晴らしい産駒を出し始めていますので、
今後ますます競争激化してきそうな感じがします。
さて、本馬に話を戻すと、、、
個人的に父のサトノダイヤモンドが芝中距離向きの産駒を出しやすい種牡馬で、
母の血統構成もダートもこなせそうな配合ではあるものの、
基本的には芝向き。
ただ、少し現在の流行からは後れている血統ではありますので・・・
芝の中距離戦線を主戦場に戦っていくには、
ちょっと不安な感じはするかな、と。
▽馬体面
なかなか気が強そうな目つきをしている馬ですね。
歩き姿もシャキッとしていて、我が強そうな感じですが、
気性の悪さなどマイナスな面はあまり感じませんでした。
馬体からも芝向きの中距離の馬かな・・・という印象は受けます。
馬体重も448kgと標準的。
馬体のバランスや各パーツのボリューム感、
皮膚や毛ヅヤなどの感じもよくて、
馬体からは楽しみな感じがします。
総合評価:△(様子見)
ちょっとこの血統の牝馬にしては値段が高いかな・・・と思いますが、
馬の出来は良さそう。
多分すぐに満口にはならないんじゃないかな?
という感じはしますので、しばらく様子を見て判断してもいいかなとは思いました。