先月に二人目の息子が産まれて、
なかなかブログをゆっくり書く時間もありませんでした(・・;
やっと落ち着いて来たので、、、
ここで我が愛する初めての出資馬レッドフレイへの感謝のメッセージを書いていきたい。
君と出会ったのは、
唐突に一口馬主を自らのライフワークにしたいと思いたち、
急いで東サラさんに資料請求をした2017年5月だった。
すでに募集馬達は2歳になっていて、
フレイの他には片手で数えるくらいの馬しか残口がなかったような記憶がある。
その中で、一際馬体と顔つきに強さを感じたフレイと、
続いて馬体はかなり未熟そうだけど、
カナロア✕中内田充正厩舎という新星の魅力があったランサーをチョイス。
あとは、デビューを今か今かと待ちながら更新される近況報告をチェックしていた。
フレイは、本当は2歳の秋頃、
東京競馬場のダートでデビューする予定だったね。
それが、脚部不安を発症して結局翌年夏の新潟までデビューがスライドしてしまった。
待ちに待ち過ぎたデビュー戦。
夏の新潟ダート1800の3歳未勝利戦。
フレイは3番人気だった。
相手は、もちろん皆キャリア豊富な既走馬たち。
大外枠から素晴らしいスタートと二の脚で外目の番手に取り付いたフレイは、
デビュー戦とは思えない安定したレースぶりで直線を迎える。
直線に入ったら、祈るヒマもなく先頭に立つ。
後続を離す。
気付いたら3馬身差の完勝だった。
ウインズ汐留で単勝馬券を買って応援していた自分は、「勝っちゃった。フレイ勝っちゃったよ。」
と独り言を呟いた笑
そして、ブエナビスタ天皇賞秋敗戦後のがジャパンカップを勝って感動したとき以来かな、
レースで感動して泣いた。
そこからは、大きなケガも無く、脚部不安と付き合いながら慎重にキャリアを重ねてくれた。
改めて、木村哲也厩舎とノーザンファーム天栄の調整力はすごいと思う。
中山の500万下、この馬はとんでもなく強いんじゃないか、、、?という夢を見てしまうくらい、
強いレースぶりと優秀な勝ちタイムだった。
次の1000万下の2レース連続の4着で、早速現実の厳しさを教えられたけど笑
そして夏の麒麟山特別。
得意舞台で3勝目を上げた。
新宿のウインズで単勝を買って応援していたけど、
もうデビュー戦の時のようなオッズはつかなくなっていた。
平城京ステークス3着は、フレイに京都の舞台は合わなそうかな?と感じた。相手も強かった。
市川ステークスは伏兵の強襲にあって2着だったけど、
個人的にはフレイが最も強く、美しく見えたレースだった。
2戦目を勝たせてくれたビュイック騎手の一コーナーまでの絶妙な進路取りと、
追い出しのアクションに鳥肌が立った。
G1とかで使う言葉だと思うし、負けたレースだけど「人馬一体」という感じがした。
続く上総ステークスも2着で、フレイは強いけど、
準オープンは非常にレベルが高いという事も教えてくれた。
5歳夏の立夏ステークスで、レーン騎手の抜群の追い出しのタイミングで勝利して、フレイは晴れてオープン馬まで上り詰めた。
その後は苦しかったね。オープン、重賞勝ちももちろん思い描いたけど、
馬格の無いフレイは揉まれ弱く、かと言って条件戦のようにスンナリ先行出来ずに本当に苦労した。
オープン馬たちは、本当に強い馬たちなのだ!と当たり前な事を改めて実感した。
G1馬やG1を何勝もするような馬って、一握りの傑物なのだと思えた。
そして南関東へ移籍。
移籍から立て続けにフレイは2連勝を飾り、
この馬は本当に賢くて強いし、南関東は合っていそうだなと安心した。
管理してくれた荒山厩舎は南関東のリーディング厩舎だが、
先生の独特の長文コメントから、
管理馬への深い理解と愛情を感じる素晴らしい厩舎だった。
毎週、とても楽しみにフレイの近況を読ませてもらっていました。
フジノウェーブ記念は、
仕事を早上がりして大井競馬場に駆けつけた。
中央よりも、間近でフレイが見られるパドックで、
久々に東サラの赤と白星の勝負服を載せた姿に、
また涙腺が緩んだ。
森泰斗騎手の勝負服もフレイに似合っていて強そうどったけど、
やっぱりこの勝負服は格別。
レースでは勝ち馬のスピードに離されて、
2着まで。
結局、実関東でもあと一歩。
本当にあと一歩のところで重賞タイトルは取れなかった。
だけど、そのあと一歩がすごくデカい。
そのあと一歩のために、陣営と馬が努力を重ねているんだと、肌で感じた。
そこから焼く一年、、、
すでに7歳〜8歳という高齢に差し掛かりながら、
復帰を目指して努力している姿は一生忘れられない。
陣営も、最後までフレイのポテンシャルに期待し、
そして引退が決まると本気で惜しんでくれていたように思う。
初めての出資馬、レッドフレイ。
出会ってから6年間、デビューすることの苦労。一つ勝つことの難しさ。昇級の壁。そして何より、レースに勝つことの嬉しさ。
本当に色々な事を教えてくれた馬だった。
「しっかり勉強しろよ」と言われている気がした笑
競馬場で会う時は、ジロッと睨まれるのが楽しみだった。
最高の6年間だった。
君に出資できたからこそ、
これからも辛い我慢の時期が有っても、
この趣味を続けていこうと思える。
ありがとうレッドフレイ!
本当にお疲れ様でした!
第2の馬生、どうか環境に恵まれて幸せに過ごせますように。