ノルマンディー2021年一次募集馬所見③

ニホンピロルピナスの20

 

 

シビルウォーはダート中距離でキャリアを重ねて51戦し、

地方重賞など11勝を上げた馬主孝行な馬。

 

しかし産駒はこれといって目立った活躍馬を出せていない現状。

 

母のニホンピロルピナスは何と言っても、

ジャパンカップダートで後続を千切って最高の形でG 1を制覇したニホンピロアワーズを出しています。

ただ、それも大分前の話になりますね。

その後兄に匹敵するような産駒は出せていない状況で、

この馬はアワーズから数えて11番目の子で、

今から覚醒的な馬が出てくるという期待は持てず、、、

 

1320万円募集ということは、

落札価格の倍での募集ということで、

これは安くない買い物だなと思ってしまいますね(@_@)

 

追記:うーん、可もなく不可もなく、という印象です。。。

バランス感や立ち姿など悪くは無いですが、

逆に惹かれる武器もない感じの印象。

今後の成長過程を様子見できたら、というイメージですね。

 

ハートオブスワローの20

 

 

こちらもセールでの落札馬。

814万円で落札されて、1480万円での募集。

 

ラブリーデイハーツクライオークスイソノルーブルの牝系の馬ですから、

芝中距離、特に東京2400mのレースは是非とも見てみたいところ。

 

しかしここでもやはり父の産駒成績が冴えない事と、

何より父の産駒がイメージと血統以上にスプリント寄りに出ているところが気がかり。

 

たとえ中距離適正の高さを持っていたとしても、

そこは良血英才教育のノーザンファーム生産馬が綺羅星のごとく待ち受けている舞台。。。

 

なにかと出走レース選択や勝ち上がりに苦そうなイメージが、

血統面からは感じ取れてしまいますな(T . T)

 

追記:写真を見て、さらに出資候補からは遠のきました。

バランスが悪く、細身で、表情も冴えない。

かなり変わってこないと厳しいと感じます。

 

フォーミーの20

 

 

ストームキャット系の父ディスクリートキャットに、

ダート短距離で堅実に走っているグラウシュトラール(父スウェプトオーヴァーボード)を出した母フォーミーの組み合わせ。

 

母フォーミーのダート適正は、

その母父であるマルゼンスキーが持つバックパサー由来ということを考えると、

北米のダート適正豊富なレジェンド的な血を多く抱える父が、

同じくバックパサーを名牝Numbered Account経由で保持している事は面白い材料なのではないかと。

 

これは、馬体と測尺に注目したい一頭ですね!

 

追記:ダートを適正にしてそうな、筋肉質な感じの馬体。

そのへんは血統イメージと合っていて良いと思います。

まだまだ変わってきそうですが、現時点では幼さが目立つかな・・・という感じ。