ダノンプレミアムはマイルチャンピオンシップメイチなのか!?問題

天皇賞・秋の際に「サートゥルナーリアは天皇賞・秋メイチなのか!?問題」を取り上げましたが、

今回は前走その天皇賞・秋で見事に最強馬アーモンドアイに迫り、

復活証明で1番人気確実なダノンプレミアムについて、

同じくメイチは天皇賞・秋だったのか、それとも最強牝馬不在であるこのマイルCSを秋の本番と考えていたのか、考察したいと思います。

 

 

種牡馬価値の向上

やはり、秋のG1の思惑を考察する上ではまずここがテーマになりますよね。

ダノンプレミアムは2歳時に

サウジアラビアRC

朝日杯FS

という芝1600mのレースをそれぞれ好タイムで制して2歳王者となっています。

 

そして3歳時

弥生賞(V)

日本ダービー(6着)

 

そして4歳時

金鯱賞(V)

マイラーズカップ(V)

安田記念(16着)

天皇賞・秋(2着)

 

これ・・・

天皇賞秋相当勝ちたかったんじゃないの!?

 

日高の英雄ダノンプレミアムは、

今は亡きディープの後継種牡馬として今後日高の馬産を支える柱として、

期待されているはず。

 

これはもちろん実際に2着入線した事や、

天皇賞のレースぶり。

休み明け&同じ左回りの2000mで強豪馬たち(特にリスグラシュー)を子ども扱いした走り。

それらを総合的に見て今だからこそ言える事だけど・・・

 

「アーモンドアイを倒してやろう。この馬ならイケる。」

 

陣営は本気でそう考え、

天皇賞・秋でメイチの仕上げをこの馬に施し、

直線ふらふらになるほどの全力投球をこの馬にさせたのではないかと思っています。

 

それくらい、2000mの王道G1タイトルの有無は、

種牡馬価値を左右するのです。

天皇賞秋を逃すと、5歳春の大阪杯に賭けるしかなくなってしまいますからね。

 

 

■調教(追いきり面)

安田記念

1週前追い切り
栗東・CW・良
6F 80.4-64.6-50.0-36.8-11.3(強め)

 

最終追い切り
栗東・CW・重
5F 73.5-56.6-40.5-11.7(馬也)

 

天皇賞・秋

1週前追い切り
栗東・CW・良
6F 81.8-65.6-50.9-36.7-12.2(仕掛)

中・ボンディマンシュ(馬也)を6Fで0.4秒追走・1F併せでクビ差遅れ
外・オメガ(馬也)を6Fで1.9秒追走・1F併せで1秒先着

 

最終追い切り
栗東・CW・良
6F 81.8-66.1-51.3-37.1-12.2(仕掛)
外・オメガ(強め)を6Fで0.3秒追走・1F併せで0.8秒先着

 

マイルチャンピオンシップ

1週前追い切り
栗東・CW・良
6F 82.7-66.8-51.6-37.6-11.8(G強)

 

最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.4-37.4-24.2-12.3(一杯)

 

私はレッドランサーという中内田厩舎の馬に出資しているので、

よく中内田厩舎の調整パターンを知っていますが、

そのレッドランサーも今回のダノンプレミアムも、

最終を坂路で追い切ったというのは見た記憶が有りませんでした。

 

何か体調面や気持ちの面で理由があるのでは・・・?と疑いたくなってしまいますよね。

 

■ダノンキングリー問題

天皇賞・秋の時に驚いた事を今でも覚えています。

「ダービー⇒毎日王冠であの強さを見せたダノンキングリーが、天皇賞・秋に出ないだと・・・ッ!!」と。

 

つまりダノックス側の思惑は、

「2000m左回りで強い競馬を経験していて、いまだ2000G1未勝利で既に4歳のプレミアムに天皇賞秋を勝たせたい」

「キングリーは来年天皇賞秋に出てもチャンスがあるが、この馬は未だG1未勝利。

天皇賞にはプレミアムを出したいしアーモンドアイもいるので、

間隔空けても走るこの馬はメンバーが手薄になりそうなMCSを使おう」

 

おおよそこんな感じではなかったのではないかと考えます。

プレミアムは既にマイルG1馬ですし、

MCSのタイトルはそんなに欲しくない。

それなら3歳のうちにキングリーにG1タイトルを取らせておこう、と。

 

■結論

・ダノンプレミアムは天皇賞・秋がメイチ!

・MCSはおそらく天皇賞も勝てなかったし、状態もそこまで悪くなさそうというお釣りで走ってくると邪推!

 

まあつまりそれでもこのメンバーには楽勝でしょ!と思うなら軸にすればいいし、

その上で軸はキングリーの方でしょ!でも良いと思います。

あくまで私の推測に過ぎませんが、いろいろな情報から上記のような結論を導き出しました。

 

一頭、今回の追い切りで「状態が抜群に良い!」と感じた穴馬を紹介します。

この馬、明らかに陣営も2つ目のタイトルを取りに来ている感じですね・・・

↓MCSのメイチ穴馬はコチラ

https://blog.with2.net/link/?2001983