仕事が多忙すぎて、全頭記載前に募集締め切りを迎えてしまいました・・・泣
ココからは完全に自分の後学のためのコメントとなってしまいますが、
悪しからずご了承下さい(^^;
エーピードリームの20(牡馬 矢作芳人厩舎 米国産)
募集総額4,800万円
まず矢作厩舎について。
この厩舎は東京サラブレッドの預託馬は比較的少ない方でしたが、
個人的には今年の2歳馬のルージュラテールでご縁が出来ました。
言わずもがなのリーディング厩舎で、
マネジメントも優秀という事で一口界隈でも非常に人気の厩舎でしたが、
実際に出資馬を通じて関わることで、その人気の理由もわかる気がしました。
まず、圧倒的にレース選択、続戦、放牧の各判断に対して納得感が高い。
これは・・・まあ「矢作厩舎の選択だから」というバイアスがかかっている面もあるのかもしれませんが、
それでも実際に馬の素質も有るにせよ、
ルージュラテールを2歳の段階で4戦して2勝させてくれた事。
アイビーSの敗戦から素早い切り替えで続戦の判断をして、
適正の高い阪神マイルの白菊賞(例年は京都)を使って勝たせてくれた事。
これらの選択により早期の段階で賞金加算してクラシック戦線が見えてきただけでなく、
「左回りに課題」「1800m以上の距離に課題」という点もしっかりと浮き彫りになりました。
という事で、この厩舎に預託されるのはかなりの加点POINTになると、
個人的には考えます。
(実際、相当この馬も人気するでしょうね(^^;)
血統評価:A
産駒適正ももちろんダート寄り。
芝マイル中距離でリフレイムという牝馬(先日レッドライデンが負かされてしまいました・・・)がおりますが、
基本的にはダート。
ただ正直血統的な傾向はまだつかめていません。
Unbridled4 x 4が芝向きのスピード要素を引き出した、と考えるべきなのかもしれません。
代表産駒は2021年のフェブラリーSを制したカフェファラオ。
それにJDD、浦和記念、ダイオライト記念など地方重賞で活躍しているダノンファラオ。
カフェファラオは母Mary's FolliesがMr. Prospector4x3のインブリードもち。
ダノンファラオは母父がミスプロ系のEl Corredorで自身がStorm Cat4x4のクロスもち。
ですから、素直にダート血統との組み合わせで、
優秀なダート馬を出すというセオリー通りの捉え方で良さそうです。
本馬は母父A.P.Indyに母母父がシーキングザゴールド。
さらに母方にSecretariatとBackpasserのクロスもちですから、
これはセオリー通りダート適正の高い中距離馬として、
活躍してくれそうな血統です。
馬体評価:A
バランスが良い好馬体ですが・・・まだ少しサイズ感に欠けるのと、
すこしダート馬にしてはまだ緩く見えます。
まあ4月生まれですし、これから伸び代もあるでしょうから、
あくまで現段階での評価はAという事で。
写真より、動画の方が良く見えました。
その点は好材料ですね!
総合評価:A
厩舎加点と、今後の成長期待を含めてもこの評価に。
コストがそこそこなので回収ラインまで見えるか・・・
と言われると自信が持てないところです(^^;