【東サラ】2023年度募集馬評価③ノンザの22

 

 

評価は

◎出資したい!

○おススメ!

▲要検討

△様子見

×検討対象外

 

の5段階とします。

 

◇ノンザの22

 

 

血統面:△

ドゥラメンテ×Zanzibari(ミスプロ系。4戦2勝の仏G3馬)×Kaldounevees(Caro系の仏マイルGⅢ2勝馬)×Always Fair(Danzig直仔。英仏スプリント、マイルGⅢ2勝馬

 

4代インブリード:Mr. Prospector4×4

 

ドゥラメンテは早逝が本当に惜しまれるサイアーで、

余りに美しすぎる血統構成から特に日本においては配合の選択肢も限られるので、

ココまで大成功するとは思っていませんでした(^^;

 

本馬はドゥラメンテに母のノンザが仏GⅠのジャンロマネ賞(芝2000m)の勝ち馬という良血馬で、

さらに祖母の全姉Terre a Terreがドバイデューティフリーやオペラ賞を勝利しています。

 

・・・とまあそこまではイイのですが、

気になるのが一つは母ノンザの持つDanzig4×4のインブリードですが、

これがどちらもZietenとAlways Fairという早熟馬を経由していて、

さらに父にドゥラメンテを迎えたことでそこにMr. Prospector4×4というインブリードが発生する点。

(これも母方の早熟馬 Smart Strikeを経由)

さらにその早熟血統ながら、同じ父キンカメ系のロードカナロアを父に持つ半姉のカップコルスが、

未だ未勝利という点も個人的にネックに感じます。

 

また父×母父の構成からどうしてもスターズオンアースをイメージしてしまいますが、

スターズオンアースは母系が名牝スタセリタの牝系で、

ドイツの重厚な、もっと晩成で底力を感じさせる血統構成。

 

幸い母方はスピードのある血で構成されているので、

上手くいけば2歳戦から活躍できるという事なのでしょうが、

個人的には牝馬でももう少しのびやかな血統の中距離馬を狙いたいのと、

いやでもスターズオンアースと比較してしまう中でスターズオンアースの血統の方が数段好みなので、、、

ちょっと辛目の評価にしました。

 

馬体・歩様面:△

バランスはそこまで悪くないと思いました。

まだ腰高で幼い印象を受ける馬体なので、これからもっと変化してくるでしょうね。

 

ただ強調材料をあまり感じない中で、

表情と歩様の活気の無さのようなものは気になりました。

まだ外見も内面も数段強くなって欲しい印象を受けたので、

こちらも少し厳しめの評価としました。

 

総合評価:△

今後の変化に期待・・・ですが、

ドゥラメンテ産駒だし、早々に満口になってしまうかもしれませんね(^^;