さて、POG指名馬のご紹介の後編です!
一気に残りの4頭を紹介していきます(^^)/
⑦オーソクレース(マリアライト18)
【狙いどころ】
芝中距離
【血統】
父:エピファネイア
母父:ディープインパクト
母母父:エルコンドルパサー
【厩舎】
久保田貴(美)
【生産】
【馬主】
【コメント】
こちらはPOGの市場的には普通に人気枠ですが、
自分としてはロマン指名です(笑)
キャロットファームの至宝とも言えるような血統ですね。
父エピファネイアからはまだ牡馬の大物は出ていませんが、
エピファネイア、ディープインパクト、エルコンドルパサーと父~母母父へ3代続くジャパンカップ制覇の血。
ジャパンカップはもちろんですが、
POG期間なのでもちろん同じ舞台のダービーを目標にして欲しい馬です。
とはいえ、馬体だけ見ると胴が短めで恐らくマイル~2000をベストに活躍しそうな感じ。
関東馬なので皐月賞~NHKマイルの路線が主戦場になる可能性も高そうです。
⑧グランパラディーゾ(ラルケット18)
【狙いどころ】
芝マイル
【血統】
父:ルーラーシップ
母父:ファルブラヴ
母母父:サンデーサイレンス
【厩舎】
木村哲也(美)
【生産】
【馬主】
【コメント】
ステルヴィオの妹ですね!
この馬のねらい目は明確で、完全に桜花賞路線からのNHKマイルカップです。
血統的には父ルーラーシップは比較的晩成の緩さを伝える血で、
母方にクロフネやファルブラヴ、エリシオ、シアトルスルーなどパワーを伝える血を補完した上で、
サンデーを重ねて切れ味を補っている活躍馬が目立ちます。
兄のステルヴィオはカナロアでしたが、
朝日杯でダノンプレミアムの2着したあと、スプリングS勝利後に皐月賞4着などクラシック路線でも活躍する仕上がりの早さと完成度の高さを見せました。
この馬も同じ厩舎で関東馬。
クイーンCなど東京のマイル戦を中心に賞金を重ねて大舞台に出走を果たしてくれると感じています!
あと、この馬は写真で見ましたが顔がすごく好みですね~!
とても賢そうな表情をしていてその点も好感を持ちました!
⑨グラヴィル(アブソリュートレディ18)
【狙いどころ】
芝中距離
【血統】
父:Le Havre
母父:Galileo
母母父:Kris
【厩舎】
国枝栄(美)
【生産】
【馬主】
【コメント】
現役馬で見るとたったの4頭と、日本では非常に珍しい種牡馬の産駒ですね。
その中でプールヴィルが日本の代表産駒と言える活躍を見せていて、
世界で見ると、2014年同じく牝馬のアヴニールセルタンがフランスオークス含む破竹の6連勝で、凱旋門賞でもダークホースとして出走して話題になりました。
そしてアヴニールセルタンと言えば、
産駒のデゼル(父ディープインパクト)が、
今年のオークスでレーンJを背に2番人気と期待を集めましたね。
(結果は残念ながら11着でしたが・・・)
その他でもアヴニールセルタンと同じくフランスオークスをこちらは2016年に制して8戦8勝という恐ろしい戦績で引退した、
・・・実は、このラクエソニエールの全妹として日本で走るのが、
このグラヴィルなのです。
Le Havreは今のところ完全にフィリーサイアーと言える種牡馬成績ですが、
こんな血統の馬が、「牝馬の国枝厩舎」に入ったからには、もう目標は明確ですよね。
今年のデゼルは残念な結果に終わってしまいましたが・・・
グラヴィルがソウルスターリング以来の社台RHのオークス馬になる可能性。
あると思いますよ。
⑩フライングバレル(スピニングワイルドキャット18)
【狙いどころ】
芝短距離~マイル
【血統】
父:ロードカナロア
母父:ハードスパン
母母父:Kris S.
【厩舎】
安田隆行(栗)
【生産】
ケイアイファーム
【馬主】
【コメント】
この血統の馬が、短距離ホースの名門、安田厩舎に帰ってきましたね!
これは厩舎の優劣ではなく相性の問題だと思うのですが・・・
ロードカナロア産駒で母方がバリバリの米血(祖母はアメリカのG1馬)というこの血統は、
馬を柔らかくしなやかに作る中内田厩舎よりも坂路を中心にバリバリスピードを鍛える安田厩舎の方が相性は間違いなく良いと思います。
この馬はすでにゲート試験を突破していて、デビューに向けて調教を行っているという情報で、夏の新潟当たりでのデビューでしょうかね。
まずは阪神ジュベナイルが一番大きな目標になると思いますが、
血統的に2歳から賞金を加算できるタイプでしょう。
馬体は、全体的な丸みとトモのボリューム感が素晴らしい馬ですね。
しっかりと調教に耐えられそうな体質の強さやバランスの良さも、
パッと見た感じで伝わってくる馬で、これはいい馬だと思って指名しました。