【ノルマンディー】2022年度募集馬㉕ヘレナモルフォの21

▽評価について

評価は以下の5段階とします。

◎(出資したい!)

〇(おすすめ!)

▲(要検討)

△(様子見)

×(候補対象外・・・)

 


■ヘレナモルフォの21

 

 

牝馬  2021年3月8日生まれ

生産:新ひだか岡田スタッド

厩舎:栗東・新規開業厩舎入厩予定

募集総額:1,080万円

1口出資額:27,000円

 
▽血統面

 

父:マインドユアビスケッツ

母父:ジャングルポケット

母母父:サンデーサイレンス

 

父のマインドユアビスケッツはDeputy Minister系のPosseの産駒で、

Posse×Toccet(Deputy Minister系ダートG1馬)×Stop the Music(Hail to Reason系ダートG1馬)という配合で、

ドバイゴールデンシャヒーンを連覇した北米血統のダートスプリンター。

 

産駒は今年デビューして続々と勝ち上がっていますが、

ダートか芝のマイルまでという適性の馬が多そうな傾向で、

芝ダート兼用の短めのところを得意としそうな種牡馬という感じ。

同じDeputy Minister系の代表種牡馬であるクロフネに近いイメージを抱いています。

 

本馬はそんな父に、

ジャンポケ×サンデー×Danzigという配合の馬。

母のヘレナモルフォはJRA芝の中距離で2勝している馬ですが、

近親に目立った活躍馬がいない点は少し残念。

 

本馬は父が持つGlorious Songと母母父のサンデーサイレンスがニアリークロスの関係で、

どちらかと言うとサンデー系の産駒で母方にGlorious Songを持つ馬がニックスとして目立っていましたが(※)、

この馬は逆のパターンで母父がトニービン系のジャンポケなので、

芝向きのスピードとキレが有りそうで、

どんな走りをしてくれるのか、ものすごく興味がわく馬です。

 

(※)ダノンシャンティや、ヴィルシーナ&ヴィヴロス&シュヴァルグラン姉弟マーティンボロフレールジャックの兄弟などが代表格。

 
▽馬体面

馬体重は442Kgで標準的。

個人的に血統背景から芝の中距離で見てみたいな・・・と思ったのですが、

馬体構造や歩様動画の歩きなどを見ると、

芝向きの柔らかさよりはダート向きの無骨さを感じますし、

ちょっとまだ馬体的なバランスもいびつな感じかなあ、と。

 

先行で満口にならなければ、

もう少し様子を見て成長を観察したいかな、と率直に思いますね。

 

 
総合評価:▲(要検討)

昨年半姉に出資していますし、

血統的興味とこの価格で出資するのもありかな?

と思わせる存在ですが、

やはり率直にまだ検討したい。満口になったら諦めるか。

と思ってしまったので、

出来る限り成長観察していきたいなと思います。

 

ものすごく、気になる存在ではある(笑)