◎ルビーカサブランカ
京都競馬場の改修工事で今年まで阪神2200の舞台で行われるエリザベス女王杯ですが・・・
阪神2200という舞台はとにかく「曲者」。
この舞台と言えば通常は宝塚記念しか重賞が行われないのですが・・・
その京都記念ですが、今年は勝馬がド人気薄だったアフリカンゴールド(ステゴ×ゴーンウエスト)で、
父ステゴ系はこのコースの鬼で知られていますが、
母父のゴーンウエストは3代母に名牝Mixed Marriageの血を持つ名牝系の出身。
そしてルビーカサブランカは母のリープフォージョイがこの名牝Mixed Marriageの血を4×4で強く内包しています。
さらに2着はオルフェ×キンカメのタガノディアマンテ。
そして昨年の京都記念は女傑ラヴズオンリーユーが制していますが、
そのラヴズは母母のMonevassiaがキングマンボ(キンカメの父)の全妹。
2着がステゴ×キンカメのステイフーリッシュ。
3着もキンカメ後継のルーラーシップ産駒のダンビュライト。
じゃあ肝心のエリ女では・・・という話ですが、
ほとんどが重賞でも通用しなかったようなレベルの馬だったんですよね・・・
(ロザムール、コトブキテティス、ロサグラウカ・・・など。)
G1レベルだったアカイトリノムスメは秋華賞激走後の再度の阪神遠征でしたし、
重賞で上位争いしていたクラヴェル(母父キンカメ)はしっかり3着。
当時は2勝馬だったイズジョーノキセキが5着しているので、
「重賞レベル×キンカメ持ち」の馬は今年で最後の「ねらい目」になるかなと。
その中で、あまりに好走可能性とオッズが乖離しているルビーカサブランカを本命に。
この馬の全兄であるユーキャンスマイルは同じ阪神内回りの非根幹舞台である阪神大賞典の勝馬。
さらにキンカメ×欧州血統という点ではミッキーロケットが宝塚記念勝ち。
キンカメ×ダンスインザダークの配合では、同じ金子HD持ち馬のラブリーデイが宝塚記念勝ち(ゴールドシップの自滅もありましたが(^^;)
牝馬限定重賞で上位争い圏に伸びてきているけどキレ負け、スピード負けしている馬で、
まさにこの舞台替わりは絶好と見ました。
ゴルシの三連覇を阻まれた須貝厩舎が、
ラブリーデイと同じ馬主、同じ配合の馬で同じコースで逆襲するなんてのも、
ロマン?が有っていいのではないかと。