※本記事につきましては、
あくまでも私が出資検討する際に感じたことなどを書き記したものになります。
各馬に対するコメント、表現なども、
後で振り返る際になるべく分かりやすいよう、
忖度なく、表現をしたいと思いますので悪しからずご了承下さい!
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プレシャライジング22(ルージュソワール)
サートゥルナーリア×Henrythenavigator(Kingmambo直仔。英愛GⅠ4勝の卓越したマイラー)×Kris S.(Roberto直仔の種牡馬。産駒にシンボリクリスエスなど)× Forli(亜10戦9勝の四冠馬。Hyperion系の高齢生殖能力、活性血統馬)
4代インブリード:Kingmambo4×3、Sadler's Wells4×4
プレシャライジングは北米の超良血馬で、
半姉にGⅠ3勝馬のBalance、そして何と言っても3年連続北米古馬牝馬チャンピオンで、
年度代表馬のタイトルも獲得した20戦19勝のZenyattaがいる凄まじい血統。
ただ、プレシャライジング自身の産駒は
・プレシャスガール(父Speightstown)→未勝利勝ち後1勝Cで15着→14着で引退
・プレシャスゴールド(父Speightstown)→未勝利戦、高知で惨敗後に引退
・シャンドマルス(父Arrogate)→未勝利戦16着→11着で引退
・ジャクソンルーツ(父キズナ)→未勝利戦で勝ち負けできず→地方移籍4戦目で姫路で勝利
と、正直散々な状況。。。
ミスプロ系の父で成功できず、
サンデー系もつけてみたけどダメ・・・
という状況の中で、王子サートゥルナーリアに白羽の矢が立った感じでしょうか。
Secretariat≒Syrian Sea的なしなやかさ、柔らかさを良くも悪くも表出させやすいロードカナロアにとって、
配合相手にサドラーやヌレイエフといった「Specialの血(Forliのパワー)」で補強してあげるというのは、
芝中距離で一流馬を出す上で必須のパターン。
サートゥルナーリアももちろん該当するわけなんですが、
プレシャライジングとの組み合わせでは、
・キングマンボ
・サドラーズウェルズ(Specialの血)
・そして直にForli
というコアになりそうな血を補強できるわけなんですねー。
これは意図した配合に思えますし、
血統的な魅力はかなり高いと考えます。
ただ、募集時にも記載したように母が割とクロスの多い馬ですから、
そこにまた父との配合でクロスが多くなってしまい、
いくらキングマンボやサドラーズウェルズといった大成功種牡馬のクロスであっても、
これは気性面、健康面などでちょっと気にはなります。
馬体は募集時はかなりの腰高でアンバランスな幼い体系でしたが、
最近の写真ではすごくバランスが良くなって来ていて、
走りそうな馬の雰囲気が出ています。
それだけに、ここに来て症例が少ない石灰化の異物摘出という処置で、
順調さを欠いてしまっているのが非常に残念。。。
◇2024年4月時点の結論
見送り
かなり血統的に気にはなる一頭ですし、
馬体の感じもすごく良くなっていますが、
やはりここで頓挫してしまっているという不安は、
目先のデビューだけではなく先々を考えても大きい。。。
残念ながら今は出資という判断はできませんでした(泣)