レッドランサーの思い出

 

少し前になってしまいましたが、

レッドランサーが引退することになりました。

レッドフレイと同時に出資申し込みした馬で、

2歳から今まで本当にたくさんの思い出を残してくれた出資馬でした。

 

出資当時はまだロードカナロアのポテンシャルも未知でしたが、

「キンカメ後継のNONサンデー血統でスピードとパワー豊かな世界的スプリンター」

という点から、大いに期待して産駒であるこの馬に出資を決めました。

(正直、短距離の芝馬だと思っていましたが・・・(笑))

 

デビュー戦は遅めで新馬戦が終了した3歳の4月末。

成長がスローでなかなか入厩できなかったので、

これは致し方なしでした。

デビューから2戦くらいは競馬が下手で成長待ちだなあという印象でしたが、

3戦目で初の連対。

4戦目からは北海道に舞台を移して、

見事に5戦目でルメールさんの手綱で初勝利してくれました。

この辺りは、レース間隔なども含めて中内田厩舎の優秀さが感じられました。

 

そこから長めの休みを挟んで年明けの昇級戦で2着。

続く中京ダ1200mのレースでまたもルメールJで勝利!

今になって思えば、この馬に対する期待値はこの時がMAXだったかもしれません(笑)

 

その後はフレイと同じく、いや・・・それ以上に「2勝Cの壁」を教えられました。

何度も上位争いし、時に馬券内に好走するものの、勝てない。

幾度となく1番人気、2番人気に支持されていましたが、

それでもなかなか2勝Cを勝てませんでした。

 

しかし昨年の7歳シーズンの初戦。

鞍上に川田Jを迎え、1番人気に支持され、

ついに待望の勝ち上がり!

準OPとなることが出来ました。

 

そして・・・喜びの後に待っていたのは、

さらに高い「3勝Cの壁」。

こうやって自分の出資馬が大きな壁に阻まれているのを目の当たりにすると、

重賞馬やOP馬、ましてG1を勝つような馬と言うのは、

かなり恵まれた才能と実力と、そして運を備えているんだなというのを実感します。。。

 

結局ランサーは3勝Cでも1年間戦ってくれましたが、

上位争いに加わることもできず、

8歳で引退となりました。

通算成績30戦3勝(3-4-3-20)

 

3歳~8歳まで、大きなケガも頓挫もなく、

丈夫にひたむきに、本当に良く走って3勝もしてくれました。

東サラに入会を決めて、残口ありの中でもひと際募集時の馬体が幼くみえたランサー。

 

それでもデビューを迎えるころには、

立派な馬体に成長して、長く、堅実に3勝もしてくれたランサー。

 

2勝目を挙げてくれた際にクラブからもらえた「7番枠」のゼッケンは、

いつまでも大切に思い出とともに保管したいと思います。

 

今後のランサーの余生が、どうか幸せなものでありますように(^^