雨はなんとか降らずに持ちそうなので、
普通に良馬場想定で予想を・・・
◎ヴォイッジバブル
今年の東京芝G1はとにかくパワーの要素が強く問われていて、
ヴィクトリアマイルではロベルト系×ロベルト系の爆穴テンハッピーローズが勝利。
オークスではハービンジャー産駒の大型馬チェルヴィニアが、万能馬のステレンボッシュに勝利して、
ダービーでも母方にサンデーサイレンスを持たないエピファネイア産駒のダノンでサイルが、
1番人気の万能馬ジャスティンミラノを下しました。
安田記念でも近年では「ディープ×米国血統」のような所謂「主流の血」が活躍していましたが、
ポストディープ、キンカメの時代に突入し、
亜流の血統が活躍する年が3年ほど続くのではないか・・・?と予想しています。
ヴォイッジバブルはスプリント〜マイル王国である香港の一流マイラーで、
暮れの香港マイルでは今回もぶつかるソウルラッシュ、ナミュール、セリフォスなどを下していて、
最強馬ゴールデンシックスティに迫る勢いで2着に好走。
年明けの香港ゴールドCではロマンチックウォリアーに僅差で敗れましたが、
向こうの主戦場である2000m戦でのもので、実力は伯仲と言って良いし、
マイルではこちらの方が勝るはず。
血統的にも欧州要素の強いロマンチックウォリアーに比べると、
スピードとパワーの血が強く出ていて、
スタートセンスとダッシュ力のあるこの馬の方が、
東京競馬場のマイル戦には向いていると考えます。
決め手のあるタイプではないので何かに差されそうな気はするのですが・・・
実力と人気のバランスを考えると、
最も軸にふさわしい馬と考えて本命にしました。
◯ウインカーネリアン
またまた勝ちきれなそうな馬を対抗に・・・(笑)
という感じですが、昨年の安田記念でもラスト200mまで粘っていたように、
東京競馬場の長い直線でも、この馬は先頭に立つと本当にしぶとい。
もちろん血統的にも馬の適性にも決め手のあるタイプではないのと、
スクリーンヒーロー産駒で母方にマイネルラヴやCadeaux Genereuxと言った重馬場巧者の血を持つ馬なので、
本当は一雨ほしかったというのは正直なところ。
それでも前走高松宮記念で戦った経験とスピードが今回のメンバーで先手を取りたい時に役に立つはずですし、
海外遠征帰りだった昨年と比べると、
今年は状態が良いと公言していますし、
昨年よりも更に強気で締まったLAPで逃げてくれるのではないか?と。
昨年本命にしたように、この舞台で後続を完封するような逃げを、
今年も期待します。
▲ダノンスコーピオン
母方にサンデーサイレンスを持たないカナロア産駒ということで、
全体的には主流から少し逸れた感じの血統構成。
この馬は厩舎力×騎手に期待していて、
もともと所属していたのは3歳<4歳<5歳と成績を上げる安田隆行厩舎。
近年のマイル〜中距離では古馬になったダノンザキッドが良く穴を空けていました。
そこから福永厩舎に転厩となって、福永調教師に入念に乗り込まれ、
前走から戸崎Jが騎乗。
そのまま関東に滞在して、安田記念に出走してきました。
大外18番はNHKマイルを勝った時と同じ馬番ですし、
飛びの大きい馬でエンジン全開まで時間がかかるので、大外枠は歓迎。
人馬一体でここを取りに来ている感じがしますので、
大穴候補で買いたいと思います。