今回は東サラさんがすごい企画をしてきましたね。
まさか海外セールで購入した馬で、
2次募集を行うとは思いませんでしたよ・・・
しかもこの豪華絢爛なラインナップ
商売上手なクラブだなあと思います笑
私自身は出資するかどうかはまだ未定なのですが、
こうして毎年しっかりと募集馬を検討、評価する事で、
どんどん見る目が養われて来ているのを感じております。
つい先週も、世代の中で最も高評価した2歳世代の2頭(ルージュラテール&レッドラディエンス)がともに2勝目をマークしてくれました。
海外馬なので難しさはありますが、
勉強も兼ねて評価を行ってきたいと思います!
(※評価は完全に私の主観、感想なのであしからずご了承下さい・・・)
スマートチェインジの20(牝馬 国枝栄厩舎 英国産)
募集総額4,800万円
血統評価:B(※SS〜Cの5段階評価)
父:Kingman
母父:Smart Strike
母母父:Storm Bird
産駒にもその天才的なスピード性をしっかりと伝える種牡馬。
日本競馬でもグランアレグリアの引退後の最強マイラーの座を受け継ぐシュネルマイスターを筆頭に、
エリザベスタワーなどマイルを中心にスピード豊かな馬が活躍しています。
シュネルマイスターはキングマン×Soldier Hollow(Sadler's Wells系マイル〜中距離馬)×Highest Honor(グレイソヴリン系マイル〜中距離馬)×ドイツ血統という、
母系に底力を感じさせる血統構成。
自身はマイルや1800を得意としていて、2000は少し長いかな、という感じ。
同じ牝馬の好サンプルであるエリザベスタワーはキングマン×Doyen(Sadler's Wells系クラシックディスタンサー)×Big Shuffle(Bold Ruler系スプリンター)×シャーディー(Danzig系のマイラー)という配合で、こちらもベストは芝マイル。
それ以外の活躍馬で言うと、
母父にミスプロ系を配した馬がスプリンターとして活躍していて、
モンゴリアンキング(母父Smart Strike)やクレマチステソーロ(母父Henrythenavigator)、ダノンジャスティス(母父アルデバランII)
といった馬がいます。
その観点からこの馬の血統を見ると、
母父はモンゴリアンキングと同じSmart Strike。
母系はカタログにも記載の通りダートのマイル〜中距離名馬を排出している母系ですから、
ストロングポイントはパワーとスピード。
国枝厩舎はマイルでは一流の実績がありますが、
スプリント戦で強い印象のない厩舎なので・・・その点がミスマッチとしては少し気になります。
馬体評価:B(※SS〜Cの5段階評価)
馬体は、ボリューム感たっぷりのスプリンターの馬体ですね。
やはり血統のイメージ通り、パワーが豊富なスプリンターといった感じ。
そう考えると、すこしつなぎが寝すぎているのは気になりますね。
それ以外は動画でも前進気勢があって、牝馬らしい丸みも有っていい馬だな、
という感じはします。
しかし上記したとおり、厩舎イメージとの若干のミスマッチが気になりB評価としました。
総合評価:B(※SS〜Cの5段階評価)
いい馬だとは思いますが、
このタイミングでKingman産駒の募集となると、
どうしてもシュネルマイスターと重ねてしまいますね笑
(まあ、この馬は牝馬ですが・・・)
ただ、血統と馬体からは芝スプリンターなので、
スプリントの条件戦でどこまで上り詰められるか・・・という感じの馬に見えますね。