【ノルマンディー】2022年度募集馬ギ㉟コルニヨンの21

▽評価について

評価は以下の5段階とします。

◎(出資したい!)

〇(おすすめ!)

▲(要検討)

△(様子見)

×(候補対象外・・・)

 

■コルニヨンの21

 



 

牡馬  2021年5月19日生まれ

生産:新冠・レジェンドファーム

厩舎:美浦・和田勇介厩舎入厩予定

募集総額:1,320万円

1口出資額:33,000円

 

▽血統面

父:キタサンミカヅキ

母父:ルーラーシップ

母母父:マンハッタンカフェ

 

父のキタサンミカヅキはダートの短距離で活躍し、

東京盃競争の連覇など地方重賞を3勝。

2018年にNARグランプリ年度代表馬NARグランプリ4歳以上最優秀牡馬、NARグランプリ最優秀短距離馬の称号を獲得しました。

 

この馬の凄さはなんと言ってもそのキャリアの豊富さと競走馬としての息の長さでしょう。

9歳シーズンまで活躍して通算成績60戦13勝。

 

一口馬主を初めてから更に実感するのですが、

これだけ長く、稼ぎ続けてくれる競走馬は極めて稀です^^;

 

キングヘイローに母父サクラバクシンオーという、

最近改めて注目が集まっている組み合わせの血統構成ですが、

キタサンミカヅキは母のキタサンジュエリーがPrincely Giftの4x4でバクシンオーのスピード面を表出させているので、

自身もダートのスプリントというスピードとパワーを要求される舞台で適正を発揮しました。

 

さてそんな父なので、

ノルマンディーのクラブが求めるコンセプト、クラブ馬の活躍舞台のイメージとはぴったりな気がします。

このクラブで出資馬検討をするには、

非常に相性の良さを感じさせる種牡馬なのではないかと思います。

 

コルニヨンの21はキタサンミカヅキ×ルーラーシップ×マンハッタンカフェ×Storm Catで、

母父としてのルーラーシップの大物輩出はこれからという状況で、

現段階の代表的な馬としてはデイリー杯2歳Sを制したオールパルフェがいます。

 

5代母に超名繁殖牝馬Specialがいて、

母方の祖母のアンシェルブルーは阪神牝馬S2着、セントウルS3着などがあり、

30戦して4勝を挙げた活躍馬。

 

クラブのコンセプトに相性の良さそうな父に、

筋の通った名牝系の組み合わせ。

面白い血統構成の馬だと感じています。

 

▽馬体面

5月生まれながら現段階で466㎏と十分な馬体重で、

前駆、後躯ともに十分なボリューム感と力強さを感じます。

脚元の作りはダート短距離よりの芝ダート兼用馬という感じに見えます。

 

この馬は写真よりも、圧倒的に動画のほうがスプリンター寄りのボリューム感を感じさせますね。

写真だとシャープな部分もあるなと思いましたが、

動画だとずんぐりした感じで、かなり丸みのある体型をしています。

(冬毛が伸びているのもあるでしょうが。)

 

キビキビと歩けていて、前進気勢もありそうな感じで、

かといって気性が悪い感じもしないのは好印象でした。

 

 

総合評価:▲(要検討)

 

血統・価格的には魅力的。

このクラブの求めている「安価な馬で丈夫に長い活躍を」というイメージにぴったりな馬だと思いました。

 

若干の減点材料は厩舎ですかね。

芝よりもダートに強みのある若手先生の厩舎ですが、

プレシャスメールのときにレース選択の悪さを感じたのが未だに残っていて・・・^^;

 

まああのときは本当に新人先生でしたし、

そのへんも今は改善されていると思うので、

気にならない程度ではありますが。

 

総合的に見て良い出資対象だと思います!