【ノルマンディー】2023年度募集馬評価45 アラマーチャンの22

 

 

※各募集馬の価格など、プロフィール情報は割愛します。

クラブのサイトやカタログなどをご参照下さい(^^

 

評価は

◎出資したい!

○おススメ!

▲要検討

△様子見

×検討対象外

 

の5段階とします。

 

◇ アラマーチャンの22

 

 

血統面:✕

父のウインブライトは以前にも書きましたが「芝1800〜2000特化型マツリダゴッホ」みたいな適性の馬で、

中山1800、2000と香港のシャティン2000を大得意にしていました。

 

産駒も中山、福島あたりの芝1200〜2000あたりで良い馬を出しそうなイメージで、

クラシック路線でスプリングS弥生賞で一発狙いたい。皐月賞を勝てたら大当たり。

牝馬ならフェアリーSフラワーCが狙い、

みたいな勝手なイメージをしています笑

 

血統的にはステゴ×アドマイヤコジーン×ジェイドロバリー×マルゼンスキーと、

日本でサイアーとして活躍した馬たちの累代配合で、

ノーザンテーストニジンスキーが強調されているので、

それを活かして芝の一流馬を送り出したいところ。

 

本馬は母のアラマーチャンがダノンシャンティ×アドマイヤコジーン×Woodmanという配合で、

祖母のジャジャマーチャンは阪神JFウオッカの2着に入線し、

スプリンターズSなどスプリント重賞を4勝したアストンマーチャンの全妹という良血馬。

母としてもトゥラべスーラやトオヤリトセイトなどの活躍馬を出していて、

スプリント血統としては上質です。

 

ただ・・・この馬はいろんなところでインブリード、クロスが強すぎるのが難点で・・・

まずは父のウインブライトはノーザンテーストの4×4。

これはまだ健康的な方で、

母父のダノンシャンティもHaloの3×3。

そして自身はアドマイヤコジーンの3×3に、サンデーの3×4、

そしてウインブライトとダノンシャンティによるHaloの4×5×5の多重クロスに、

ウインブライトと祖母のジャジャマーチャンによるノーザンテーストの5×5×5。

(そもそもノーザンテーストは自身が健康的で丈夫さを伝えるとはいえ、

血統的にはLady Angelaの3×2という強烈なインブリードを持った馬ですからね。

これだけ他のインブリードが増えると、気性面や健康面でどやねん、と😅)

 

他の部分で魅力的に見えても、

これだけ健康面などで影響が出そうだと、

私は出資検討対象にはできませんでした・・・

 

馬体面:▲

2月3日生まれ

対高150.0

胸囲183.0    

管囲19.0   

馬体重442

 

岡田牧雄さんが、検討動画でバネの強さや体幹の強さを絶賛されていますね!

写真ではコロンとしていてパッとしませんが、

動画を見ると前向きさと前進気勢がすごく、

脚の運びも可動域も素晴らしいものがありますね。

 

2本脚で立ってしまうというのはよほど体幹が優れていないとできない芸当で、

牧雄さんはシンザンを引き合いに出されていましたが、

古の名馬としてはハイペリオンが2本脚で立ったという写真があります。

 

 

シンザンハイペリオンの父であるゲインズボローの4×4のインブリードを持つことで有名。

 

本馬はノーザンテーストの血が濃いですが、

そのノーザンテーストは上述したようにハイペリオン産駒であるLady Angelaの強烈なインブリードを持っている種牡馬

 

そのあたりが強烈に表出して、

本馬の体幹の強さに繋がっているのかも知れませんね。

 

 

総合評価:✕

 

非常に面白い馬だとは思います。

ただ、「インブリードの強い馬(特に繁殖馬としても長い目で期待したい牝馬)には出資しない」

というマイルールを破るわけにはいかないので、

あえて極端な評価としました。

 

ただ個人的には相当興味がある馬ですので、

スプリンターとしてどれくらい大成するのか、

心の出資馬として見守っていきたいと思います。

 

価格的にも、相当面白い出資対象だとは思いますが。