【東サラ】2022年度募集馬評価⑤レインボーダリア21

レインボーダリア21

 

 

 

血統面

 

母のレインボーダリアは2012年のエリザベス女王杯勝馬

単勝オッズ23倍の伏兵でしたが、道悪を味方につけて、

1番人気のヴィルシーナをしのいでG1初制覇。

 

G1どころか、重賞で馬券になったのもこのエリザベス女王杯のみという、

異色のG1馬でした。

 

その血統はブライアンズタイム×ノーザンテースト×Riverman×Time Testedという、

少し前のトレンド血統という感じの構成。

母系からもレインボーダリア以外に卓越した活躍馬がほとんどおらず、

非常に地味目に映る血統構成です。

 

ドゥラメンテの産駒で重めの血統から出たタフな活躍馬という面で見ると、

真っ先に浮かぶのがタイトルホルダーですが、

あちらは母父こそSadler's Wells系でモンジュー産駒のMotivatorで母母父はShirley Heightsですが、

その母父Motivatorが持つGone Westが父方が持つミスプロのスピードを増幅していると見え、

素軽さを兼備したステイヤーに仕上がっています。

 

この馬はそれよりもさらにパワー寄りで重厚な感じ。

母同様に、芝の道悪舞台がベスト条件な印象を受けます。

 

馬体・歩様面

 

顔つき:▲

馬体のバランス:〇

歩様動画:△

活躍イメージ:芝2200〜3000

厩舎相性:▲

 

顔つきや佇まいからは気性の大人しさと素直そうな印象を受けました。

馬体のバランスはよく、各パーツにある程度のボリューム感もあって、

見栄えがする馬ですね。

 

しかし、やはり動画の歩様を見るとややスピードに欠けそうかな・・・

という印象。

前脚の出方がゆっくりもっさりとしていて、

毛ヅヤは良いですが、まだまだ馬体も緩く映ります。

 

総合評価:×(候補対象外・・・)

 

母がG1馬という事で、そこそこの価格設定。

しかしその母が勝利したのも道悪の非根幹距離のタフな舞台でしたし、

この馬のスピード不安を払拭する要素たり得ないところに、

母G1馬という価格面のプレミアがONされてしまっているところが、

価格面と期待値のミスマッチを感じさせてしまいます。

 

様子見しておいて、トレーニングで相当変わってきたタイミングで、

出資検討を出来るかどうか・・という感じの一頭かな。