2022年有馬記念の予想~王者、先頭を譲らず年度代表馬へ~

有馬記念


◎タイトルホルダー

近年は3歳牡馬or牝馬の斤量55キロ組が優勢なレースですが、
古場牡馬で馬券になっているのはディープボンド、フィエールマン、シュヴァルグラン×2、キタサンブラック×2など、
レイデオロを除けば春の長距離重賞実績馬ばかり。

タイトルホルダーは天皇賞春の強さは特筆すべきものがありましたが、
それに加えてクロノジェネシスリスグラシューなど牝馬の勝ち馬も輩出した宝塚記念の勝ち馬でもあります。(しかもレコード圧勝のおまけつき)

血統的にも成長力のあるドゥラメンテを父に、
メーヴェは欧州血統の配合で、
サドラーズウェルズシャーリーハイツにビーマイゲストと底力溢れる名血がズラリ。

ちょうど近年もっともタフな流れになった2019年の有馬記念で、
ハーツクライ(トニービン持ち)に母父アメリカンポストがサドラーズウェルズシャーリーハイツ持ちだったリスグラシューがぶっちぎりましたから、
同じくタフな流れをこの馬が演出した時には、
もう後続に追い付ける脚は残っていないのではないか、と。
いや、むしろそんな横綱相撲のグランプリが見たくて、
そういうレースになった時にどの馬が差し込んで来るのかも見てみたくて、
素直にタイトルホルダーを本命にしました。

 

ジャスティンパレスは神戸新聞杯の勝ち馬で、菊花賞は3着。
春のクラシックは状態の悪さと兄デムとの相性の悪さで全く目立てませんでしたが、
ひと夏越して大きく成長。

神戸新聞杯でも菊花賞でも、
まだ完全ではないとはいえ春のように直線でもヨレなくなって位置取りも安定してきました。

有馬記念の傾向を見ていると、
同じ55キロ組でもタフな年は3歳馬≫牝馬
スローで緩んだ年は牝馬≫3歳馬の傾向があると見ていて、
今年は個人的にタフな地力比べのレースを見たいので、
3歳牡馬がタイトルホルダー相手に差し込んでくる展開を予想しました。

 

▲ボルドグフーシュ
菊花賞2着馬。
母の父の母ライールが、
ゴールドアクターの母父キョウワアリシバと似た血統構成で、
舞台は向きそうでこの馬も成長著しい。
輸送をこなせば、、、なのでジャスティンと共にパドックは要注目かなと思います。

 

★イクイノックスは怖さがありますが、
この馬はあまりにも適正が東京≫中山なのに一番人気なので、
馬券的には抑えまでかなという買い方で。