【東サラ】2022年度募集馬評価⑧サークリングII21

サークリングII21

 

 

血統面

 

キズナディープインパクト亡き後の、

後継種牡馬としての立ち位置を完全に確立した感。

牡馬でも牝馬でも。

短距離でもマイルでも長距離でも一線級で戦える産駒を出していて、

今後もますます活躍馬の輩出が期待される種牡馬でしょう。

 

その父は、

今のところ主な成功パターンは大まかに分けて以下の3つになるのかな、

と個人的に分類しています。

サンデーサイレンスをクロスするパターン

 →アスクワイルドモア、ファインルージュ、ソングラインなど

②Haloをクロスするパターン

 →ディープボンド、クリスタルブラック、アブレイズなど

③母方にボールドルーラー系の血を持つ組み合わせ

→マルターズディオサ、アカイイト、ソングライン、シャムロックヒルなど

 

さて、この馬はどうかというと、

母父ガリレオに母母父デインヒルという配合で、

血統構成的にはバスラットレオン(母父New Approachに母母父Cape Cross

に非常に近い形。

同じく母がアイルランドの馬という点も共通しています。

芝向きの中距離~クラシックディスタンスの馬としての活躍がイメージできます!

 

馬体・歩様面

顔つき:▲

馬体のバランス:▲

歩様動画:△

活躍イメージ:芝1800〜2400

厩舎相性:〇

 

現時点ですごく立派な馬体重を誇る馬ですね。

少し前に東サラの藤沢厩舎の良血ディープ産駒が、

新馬戦でまたがった外国人ジョッキーに「ビッグベビー」と言われていたのを、

少し思い出しました。

 

動画を見ると、体は大きいのですがまだ幼さが全面に出ている感じで、

落ち着きがなさそう。

耳を絶えず動かしていましたし、

立つときも前脚をしきりに動かしていて、

少し気が小さい馬なのかも?と思いました。

 

明らかに持て余し気味の馬体もそうですが、

そうした精神面もトレーニングでどれだけ変わるか楽しみにしたいところ。

 


総合評価:△(様子見)

 

馬体こそ立派ですが、

血統的にも奥手なタイプでまだまだ変わり身が有りそう。

 

成長を見極めて出資判断したい馬ですね。