【ノルマンディー】2023年度募集馬評価⑯ライムスカッシュの22

 

※各募集馬の価格など、プロフィール情報は割愛します。

クラブのサイトやカタログなどをご参照下さい(^^

 

評価は

◎出資したい!

○おススメ!

▲要検討

△様子見

×検討対象外

 

の5段階とします。

 

◇ライムスカッシュの22

 

 



血統面:△

ステイゴールドのすごいところは何と言っても母父メジロマックイーンからグランプリホースと最強の7冠馬の兄弟を出し、

母父タイトスポットから宝塚記念を勝って凱旋門賞を2着するような馬を出してしまう予測不能な破天荒さ(?)みたいな点で、

これは他のサンデー系にはなかなか無い魅力だと思うし、

だからこそ評価が難しい部分でもあると思うんです。

 

ゴールドシップはいかにもステゴ系らしい種牡馬というか、

自身もドリジャ、オルフェの兄弟と同じく母父がメジロマックイーン

そこに古き良き日本の在来牝系をぶつけた「昭和~平成初期ロマン」みたいな血統構成で、

種牡馬になってからもマイネル、ウイン軍団の渋い血統で、

それこそ少し前までステゴを配合されていたような繁殖から、

芝の中距離重賞をしっかりと勝つような産駒を出しています。

 

本馬はそんな父にキンカメ×タニノギムレット×サンデーという配合で、

母系の奥は欧州血統。

3代母のマルカキャンディは府中牝馬Sの勝ち馬で、

2代母ライムキャンディはクイーンCで2着して、

オークスにも出走(12着)したそこそこに由緒正しき?血統の持ち主。

 

兄姉はダート種牡馬をつけたら走らず、

芝の種牡馬をつけてもダートで活躍しており・・・となかなかに評価が難しいんですが、

ちょっとゴルシとの相性はどやねんと思うところが有って、

個人的にはあんまりしっくりこないなと言うのが正直な感想。

 

 
馬体面:▲

胸囲181.0    

管囲20.5   

馬体重469

 

すでに立派な馬体重を誇っていますが、

表情も馬体のシルエットもまだ幼い感じがしました。

胴が詰まって丸みのある馬体で、

距離はマイルあたりに適性がありそうです。

 

歩き姿は前も後ろもしっかりと脚が出ていて、

写真よりもしなやかさ、柔らかみを感じました。

逆にまだ非力さと体幹の不安定な感じも受けたので、

厩舎的にもダート適正をしっかりと育ててくれると良いな、

というところ。

 

それも含めて今後の馬体の成長などを見て判断したいなというところで、

現段階では出資したくなるほどのインパクトは感じませんでした。

 
総合評価:△

記載した内容に反して価格はそこそこ高いので、

様子見出来なかったら仕方ないと割り切れる一頭かな・・・

 

現段階では△だけど、

この馬は上昇してきそうな感じもあって、

期待感のある馬ではあります。