【ノルマンディー】2023年度募集馬評価46 エリーフェアリーの22

 

 

※各募集馬の価格など、プロフィール情報は割愛します。

クラブのサイトやカタログなどをご参照下さい(^^

 

評価は

◎出資したい!

○おススメ!

▲要検討

△様子見

×検討対象外

 

の5段階とします。

 

◇ エリーフェアリーの22

 

 

血統面:△

ゴールドアクター×アルデバランII×フジキセキ×クリスタルグリッターズという累代配合で、

グランプリホースである父のゴールドアクターボトムラインも日本に戦後入ってきた日本歴の長い牝系ですが、

母のボトムラインは戦前から日本に根付いている在来牝系。

 

こういう血統は悪く言えば古臭さがありますが、

どこかで化学反応を起こして大物を出してくれそうな感じもしますね。

 

母のエリーフェアリーはJRAの芝ダートで3勝を上げた後、

1000万下クラスで苦戦後に障害転向して、

障害の未勝利戦を勝利して通算54戦4勝。

非常にタフさがあって、産駒にも息の長い活躍が期待できます。

 

繁殖としての実績はまだこれからで、

本馬の上には1歳上に半兄のエクセルブラック(父:カレンブラックヒル)がいて、

JRAのダート未勝利戦で一度2着に健闘しています。

 

母父のアルデバランⅡは芝でも走った馬ですが、

基本的にはダートでBMS実績は正直微妙。

クリスタルグリッターズスティールハートという血はどちらかというとスピード要素。

 

これらの実績や血統を見ると、

本馬も芝の大物というよりは、

圧倒的に「ダートで堅実な馬」という競走馬像がイメージできて、

厩舎的にもダートの下級条件でいかにも良さそうな感じ。

 

そうなるとやはり父がロベルト系の馬ですし、

牡馬が良かったなというのが率直な感想。

近年牝馬がダートでも台頭してきているとはいえ・・・

やはりダート路線はまだ圧倒的に牡馬優勢ですし、

ロベルト系牝馬エピファネイア産駒以外は今のところ敬遠したいので、

ちょっとその辺も噛み合わなさを感じてしまいますね。

 
馬体面:◯

3月5日生まれ

対高154.0

胸囲189.0    

管囲20.5   

馬体重466

 

順調に馬体重が増えていて、牝馬ながら体重面での不安がなさそうなのは大きな強調材料。

冬毛の影響でややずんぐりして丸く見えますが、

全身のバランス、歩き姿の安定感、前後の脚の可動域など、

完成度の高さを感じます。

 

馬格があるのと同時に気性面でも安定していそうな馬だなという印象を持ったので、

これは母と同じく堅実に、息長く活躍してくれることを期待するのであれば、

相当良い馬なんじゃないか?とも思えました。

 

価格を考えても2頭目、3頭目の出資馬として楽しみを増やすのであれば、

かなり良い馬だと感じました。

 

総合評価:▲

血統、厩舎はイマイチですが、

価格のパフォーマンスと馬体の完成度が素晴らしい。

 

馬には失礼な言い方になってしまいますが、

本命出資馬のセカンドホースとして楽しみを増やすのに、

最適な馬だと思いました。

 

ぜひ、母のように丈夫で健康に息の長い活躍をしてほしい