【ノルマンディー】2023年度募集馬評価47 スピリテッドエアーの22

 

 

※各募集馬の価格など、プロフィール情報は割愛します。

クラブのサイトやカタログなどをご参照下さい(^^

 

評価は

◎出資したい!

○おススメ!

▲要検討

△様子見

×検討対象外

 

の5段階とします。

 

◇ スピリテッドエアーの22

 

 

血統面:△

ドイツの英雄ノヴェリスは独ダービーで2着の後、

バーデン大賞の4着を挟んでドイツ→フランス→イギリスの大レースを連勝し、

最後はバーデン大賞でリベンジ勝ちを納めたクラシックディスタンスの名馬。

 

ドイツ血統の代表的な系統として発展しているDschingis Khan→Monsun

というサイアーラインの出身で、

日本でも代表産駒のブレークアップやラストドラフトなどは中〜長距離の芝で高実績を上げています。

 

本馬はノヴェリスト×Danehill Dancer×サンデー×Sadler's Wellsという累代配合で、

母はJRAの芝未勝利戦を1勝。

 

牝系の一族からは高松宮記念勝ちのシンコウフォレストや、

英ダービーや英愛のチャンピオンSなどG1レースを5勝し、

日本でも産駒が活躍しているNew Approachなどが出ている由緒正しき血統背景の馬。

 

母がNatalma5×5×5でスピードの絶対値が高そうですし、

父がノヴェリストで母方が欧州血統でもスピード不足、

ズブズブという懸念は薄れそうで、

母母父サンデーというのもキレやスピード面の担保となってくれそう。

 

ただ、やはりノヴェリスト産駒は牝馬がなかなか活躍デキていないのが現状ですし、

牡馬でも最近また見直され気味とはいえ、

実績が乏しいというのは事実。

 

いきなりこの馬にOP、重賞級の活躍を求めるのは酷な感じがしますし、、、

この血統ではダートでの活躍も期待できない。

さらにいくらスピード、キレの担保がありそうとはいえ、

2歳〜3歳前半の牝馬路線はやはりマイル戦が中心なので、

そこで他の血統馬たちと互角にスピード比べをしてどうかと言われると、

かなり苦戦が予想される。

 

なかなか適正の高い舞台で活躍するまでのハードルが高そうで、

その点でモヤモヤする期間も長そうなイメージなので、

ちょっと血統的な評価はしにくい馬でした😅

 
馬体面:△

1月31日生まれ

対高151.0

胸囲177.0    

管囲19.5   

馬体重430

 

うーん、岡田牧雄さんが検討動画で高く評価されていましたが、

個人的にはあまり良くは見えませんでした。

1月31日と早めの生まれにしては馬格が足りませんし、

馬体重も420〜430Kgというラインは不安点。

 

確かに歩きはきびきびと前向きに歩けていて、

前後の脚の出も良さそうな感じはしますが・・・

前後から見ると特に後ろ脚はハの字型に脚が出ていますし、

前後ともにまっすぐ歩けておらずバランスが良くない。

(まあ、もちろん撮影場所の地面やタイミングの問題が大きいのは分かりますが😅)

 

この馬なりの明確な武器というか強みというか、

そういった要素が感じられず、

「この価格でこのデキなら安いのではないか!?」

と感じる水準で、ちょっと高評価は難しかったですね・・・

 

 
総合評価:▲

岡田牧雄さんがおっしゃるように、

確かに価格を考えると非常にオトクな感じはしてしまう。

 

ただ、同じ低価格帯の馬なら自分はエリーフェアリーのほうが、

魅力的に見えましたね。