【ノルマンディー】2023年度募集馬評価48 タニノジュレップの22

 

 

※各募集馬の価格など、プロフィール情報は割愛します。

クラブのサイトやカタログなどをご参照下さい(^^

 

評価は

◎出資したい!

○おススメ!

▲要検討

△様子見

×検討対象外

 

の5段階とします。

 

◇ タニノジュレップの22

 

 

血統面:△

父のキタサンブラックは、もはや説明不要な存在というか、

ディープインパクト(絶対的)&キンカメ(万能)→エピファネイア(短期政権)→ドゥラメンテ(既に他界)→キタサンブラック(牡馬優勢)&スワーヴリチャード(新興勢力)というトップサイアーのバトンを受け継ぐ存在の最有力候補。

 

初年度産駒からイクイノックスという歴史的大物を輩出したのは驚きでしたし、

ダートでも大物を出しており、

今後は短距離〜長距離および、牝馬でも大物を出せるかが問われます。

(そういう意味で、今のところディープのコルトサイアー版という感じ?)

 

牡馬は馬格に恵まれた馬が多く大活躍していますが、

牝馬はなぜか小柄に出るのがキタサン産駒。

加えて、距離適正も牡馬のほうが長め(2000〜2400)。

牝馬はマイル前後を適距離にしている馬が多いです(コナコースト、ラヴェル、ラスールなど)。

他のコルトサイアーの産駒同様、

このあたりは気性面の影響もありそうな感じがします。

 

本馬はキタサンブラック×コロナドズクエスト×ポリッシュネイビー×クリスタルパレス

という累代配合で、

牝系はラタンドレスの22と同じタニノクリスタルの一族。

タニノギムレットやハギノアレグリアスなどの活躍馬を輩出)

 

母父のコロナドズクエスト

母母父のポリッシュネイビーがいかにもローカル、ダート感を醸し出していますので、

正直キタサンブラック産駒というだけで牝馬クラシックに夢を馳せてしまいたくなりますが、

現実はもっと身近で堅実なところに活躍舞台があると思われます😅

 

キタサン牝馬でダートではつぶしが効かなそうな感じがするので、

上がりがかかりそうな福島芝あたりがベスト舞台のイメージでしょうか。

父の産駒が得意な東京芝の舞台では、

キレ負けしてしまいそうな血統イメージがありますね。

 

馬体面:▲

5月10日生まれ

対高154.0

胸囲178.0    

管囲20.0   

馬体重428

 

最新の更新で、馬体重が増えているのは好材料ですね。

だいぶ遅めの生まれなので、

まだ緩さ、幼さは大いに残していますが、

バランスが取れていて芝マイル〜2000mあたりを適正にしそうな馬体です。

 

もっとピリッとしていたり、

硬いイメージを持っていたのですが、

動画を見るとおっとりとしていて柔らかさがあります。

 

馬体も小さいながらボリューム感と丸みがあって、

牝馬らしいしなやかさを感じました。

すこしまだ幼さと、とくに後駆がかなり緩さを感じるので、

その辺がしっかりと成長してきて、

馬が変わってくればおもしろい一頭ではないかと思いますね。

 

 
総合評価:▲

まず言えるのは、キタサン産駒でこの価格は破格!です。

牝馬とはいえ、種付け料の高騰を考えるとこれはかなり安い。

 

しかし、この馬自身を見ると適正価格というか、

しっかりとネックな部分もあるので、

正直にいうと即決はしたくない。

したくないけど、絶対に様子見はデキないので、

であれば割り切ってかなり良い成長をしてきたら、

POGで指名したらええじゃないかと言うのが個人的な結論です😅