【東サラ】2024年度募集馬評価㊶ラーゴブルーの23

 

評価は

◎出資したい!

○おススメ!

▲要検討

△様子見

×検討対象外

 

の5段階とします。

 

◇ラーゴブルーの23

血統面:◯

BCスプリントを制した韋駄天ドレフォンは、

日本で産駒がデビューすると初年度のクラシックでいきなり皐月賞を制覇してしまうという大技を決めて、

その後が大いに期待されました。

しかも今考えると抑え込んだ相手があのイクイノックスとドウデュースですからね。

その価値は非常に高いです。

 

今のところ産駒の重賞制覇は上述したジオグリフの皐月賞と、

そのジオグリフが2歳時に制した札幌2歳Sのみ。

ただ特別線の勝利は大半がダート戦でのものであり、

芝ダート兼用のイメージが強いですが、

ダートのほうが向いているのが本質なのでしょう。

 

本馬はドレフォン×ハーツクライ×キンカメ×Nureyev×Sharpen Upという牝系で、

ジオグリフが小回りを得意としたアロマティコの息子だったのに比べて、

こちらは小回り急坂で捲りと粘りのフェアリードール牝系。

母方にキンカメとサンデーの血を持つのが共通点で、

血統的なポイントは似ていると感じます。

 

本馬もドレフォン産駒の中では芝に向きそうですし、

ドレフォン産駒は系統的にも長い直線向きのキレがあるタイプではないので、

ジオグリフと同じく母方が小回りに特化しているのは、

適性がわかりやすくて好感です。

 

ドレフォンがかなりダート寄りの硬質な北米血統なので、

母方にハーツやキンカメで欧州性や日本の芝への適性を補完していて、

もう一度Nereyevで締めてSharpen Upを母方とクロスするという、

非常にバランスの良い血統構成です。

 

中山1600あたりで、めっちゃ強そう。

関西馬ですが・・・

 

馬体・歩様面:◯

体重:452
体高:158
胸囲:177
管囲:21.0

 

おお・・・これはいい馬ですね・・・

栗毛ドレフォンは芝適性がある馬に出やすいですし、

馬格がしっかりしていて胴長で脚がすらっとしていて直飛で、

いかにも持続力がありそうな馬体をしています。

中距離、小回りがかなり向きそうですが、

繋はやや短めで立ちぎみ。

やはり直線でキレるというタイプではなく、先行してながーく脚を使うタイプの馬でしょう。

 

歩き姿も堂々としていて、

体幹がしっかりしていて上下動が少ないので、

スッと前に進んでいる感じ。

毛ヅヤもピカピカで、健康さとコンディションの良さが伺えます。

 

総合評価:◯

ドレフォン産駒で一口15万円は正直高すぎますが、

矢作厩舎なので芝ダートどちらでもイケそうな感じがしますし、

大舞台にコマを進めてもおかしくない一頭なのでこの評価に。

 

個人的に出資はしないと思いますが、

今年の募集馬の上位候補として頑張ってほしいと思います。